出演 堀雄二 月丘千秋 笠置シズ子 折原啓子 清川虹子 斎藤達雄 伊藤雄之助
マンガ家の鳥山明氏が亡くなったそうで、すでにドクタースランプあられちゃん時代には大人だった私なので「そーか」くらいしか感じないのですが、小学5,6年生の頃、
同級生3人で毎週発売される少年ジャンプか少年マガジンかを交代で買って回し読みしてました。そうすれば買うのは3週で一度で済むのです。
女子3人で読みたいマンガが少年雑誌。多分女子用のマンガ雑誌もあったと記憶していますが当時からすでに人気漫画は男子用にあったんですね。なにが読みたかったのかの記憶はもうないです(;^_^A。
マンガというと子供の読むもの・・な時代で育ったので1990年頃、電車内でサラリーマンが少年雑誌を読んでいたのにビックリした記憶があります。
そういえば小学生時代、町には貸本屋があってそこでは楳図かずおの怖~くて美しいホラーマンガの単行本をもっぱら借りてました。ほんと、楳図かずおのマンガはコワかったです。今でもその貸本屋があった古~い長屋みたいな建物が現存しています。
1949年につくられたこの映画。
ひとりの作曲家が訪れた信州で偶然出会った人妻に一目ぼれし、自分を愛してくれる女性が現れたにも関わらずその人を忘れられず苦しむ・・・という物語。
私の感覚からするとアレ過ぎて途中で寝てしまいました(笑。
画像も暗い。特別出演で山口淑子、淡谷のり子の歌がありますが山口淑子の美しいことと言ったら・・・。笠置シズ子は酒浸りで作曲もしないその男をけなしながら励ますいつもの明るいキャラ。江利チエミのお手本は笠置シズ子?だったのか。
ひたすら堀雄二を愛する女性が月丘千秋。彼女はこういった暗い役はピッタリです。
ところで・・・堀雄二って”裕次郎立ち”のシーンがあって、堀雄二が元祖ではないか?と思えるシーンが前年の三百六十五夜でも見られる。
当時の堀雄二はまだ細い。
翌年のこの映画になるとふっくらし始める
しかし、裕次郎立ちシーンがここでもみられる
裕次郎のこういった立ち方は市川崑監督の作品の堀雄二をみた監督が裕次郎にさせたのでは??と思ってしまうのです。