日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

東京ラプソティー 1936年 P.C.L

監督 伏見修 脚本 永見柳二 原作 佐伯孝夫

出演 藤山一郎 椿澄枝 伊達里子 星玲子 井染四郎 御橋公 宮野照子

   梅園龍子 千葉早智子 竹久千恵子 堤眞佐子 原泉 藤原釜足 岸井明

 

カラー&ステレオのアップありがとう!(笑。

前に白黒で(当然)見たことがあったが、画像がよくなくて物語もほぼ忘れていた。

藤山一郎のヒット曲は知っていた♪♪

 

西銀座のクリーニング店の若旦那、藤山一郎が歌手としてスカウトされるが、自分の自由時間がいっさいなくなり、恋人だった(椿澄枝)との間もうまくいかなくなる。

一切がいやになった藤山一郎はもう歌うのはイヤだとハト子と友人の元へ帰る・・・。

 

ハト子役の椿澄枝は美人とはいえないがなんだか可愛らしい。

 

f:id:nihoneiga1920-1960:20201126144318j:plain

椿澄枝・・その後どうしたのだろう

ハト子と一緒にアパートに住む友人 星玲子はダンスホールのダンサーで気が強く、同じダンスホールクラリネットを吹く井染四郎と仲が良いやら悪いやら・・。

f:id:nihoneiga1920-1960:20201126144529j:plain

特別出演の堤眞佐子とダンスホールで働く星玲子

f:id:nihoneiga1920-1960:20201126144623j:plain

井染四郎

伊達里子はわざと藤山一郎と幼馴染の芸者とのスキャンダルを新聞社に売る。

話題になれば藤山はもっと有名になるだろうという魂胆でまったく悪びれない。

f:id:nihoneiga1920-1960:20201126144643j:plain

伊達里子はやり手のマネージャー

f:id:nihoneiga1920-1960:20201126144908j:plain

幼馴染の芸者 

藤山の歌手デヴューを祝おうとハト子と星、井染は集まって藤山の到着を待つが藤山は現れなかった。

強引に打ち合わせと称する場所へ連れていかれていた・・・。

そこが美松というビアホール?どうもロケだったようだけれどここはなんていうお店なんだろう。あの銀座ライオンの店内?だろうか。

f:id:nihoneiga1920-1960:20201126145609j:plain

美松とわかるようなネオンサインが店内にかかっているが・・

f:id:nihoneiga1920-1960:20201126150032j:plain

銀座ライオン 昭和9年竣工当時の店内(社史より)

ライトとか天井の形状が微妙に違うような・・・。

 

この映画は特別出演で色々な俳優、女優がちょっと出ている。

ダンスホールの堤眞佐子以下、

f:id:nihoneiga1920-1960:20201126150327j:plain

梅園龍子

f:id:nihoneiga1920-1960:20201126150346j:plain

千葉早智子

f:id:nihoneiga1920-1960:20201126150401j:plain

藤原釜足と(ここには映っていないが岸井明)

f:id:nihoneiga1920-1960:20201126150439j:plain

これ、若い頃の原泉じゃないだろうか・・

f:id:nihoneiga1920-1960:20201126150518j:plain

埋め立てる前の汐留川?か京橋川か?

f:id:nihoneiga1920-1960:20201126150650j:plain

数寄屋橋から銀座4丁目をみる・・昭和11年だよ(笑

動く梅園龍子や御橋公、千葉早智子、伊達里子のカラーって貴重です。