日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

東京のバスガール  1958年 日活

監督 春原政久 脚本 西島六

出演 美多川光子 石丘伸吾 コロンビアローズ 柳沢真一 小沢昭一

   西村晃

 

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なんだか結末がない変な映画。歌謡映画だから仕方がないのか(笑。

主役の美多川光子と相手役の石丘伸吾(新人)という人は初めて。コロンビアローズって人ってこんなんだったんだ・・・とも思った映画。

 

東京でバスガイド(当時はバスガール?)をしているミネ子はバスの洗車のアルバイトをしている大学生の吾郎と将来結婚を誓い、貯金に励んでいる。毎晩8時に公園で(セットだが日比谷公園?のパクリみたいな小さい公園)吾郎と会って話をする。

吾郎は大学を卒業して勤めてもミネ子を食べさせていけるのか不安だ。

 

そんなある日、ミネ子がブラジルの会ったこともない人間から3億円という(当時の3億円て!)遺産の受取人に指名された。たじろぐミネ子にその遺産目当てに色々な人間が集まってくる・・・・。

バスガイドをミネ子に指名し、なんとか結婚しようとする男、スラバキヤの皇太子がミネ子を気に入りプロポーズしにミネ子の下宿へやってくるがこれも詐欺師の一味だ。

電気屋?が勝手にミネ子の部屋へ大量の電化製品を置いて行ったり・・・。

 

恋人の吾郎は周りから就職などしなくてもミネ子と一緒になればいい生活ができると羨むが、吾郎はせいぜい一万2千円くらいしか稼げないサラリーマンになる自分とミネ子の差を感じ、一時田舎へ帰ることにする。

 

ミネ子の先輩でなにかとミネ子と吾郎のことを心配するガイドの先輩、正子(コロンビアローズ)はある日、河口湖への観光バスガイドをミネ子と替わる。河口湖のそばに吾郎の実家があるのだ。そこへ吾郎が子供達を連れて乗り込んでくる。吾郎は施設の子供たちの世話をしていて引率していたのだ。

 

東京の詐欺師3人組はミネ子を追いかけ?河口湖へ?行くのか・・・?ってところで

コロンビアローズがバスの中で歌う場面で終わり。

 

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美多川光子という人と石丘伸吾という人の生年月日はわからないが、数本の映画にでていたらしい。

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石丘伸吾・美多川光子・コロンビアローズ