日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

劇場版事件記者 第6話 深夜の目撃者 1959年12月 日活

監督 山崎徳次郎 脚本 西島大 山口純一郎 若林一郎

出演 沢本忠雄 山田吾一 永井智雄 大森義夫 高城淳一 滝田裕介 

   二本柳寛 清水将夫 宮崎準 原保美 相原巨典 相馬千恵子 

   高原駿雄 外野村晋 宮坂将喜 園井啓介 綾川香 福田文子

   深水吉衛 石岡伸吾  野呂圭介 葵真木子 千代侑子

 

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日活より

クリスマス近い東京。

 

郵便局員のふじ子(葵真木子)は恋人の工藤(石岡伸吾)とデート。石岡から渡されたケーキをもらい最終バスを待っていると同僚の久子と出会い、一緒にバスで帰る。

 

ところが肝心のケーキを座っていたベンチに忘れてしまう。

 

そのケーキをみつけて食べたタクシー運転手、乗客を乗せてしばらくすると苦しみだし死んでしまった・・・。

警察に一報が入り、繁華街でクリスマス近い夜を取材をしていた記者たちはその様子から事件が起こったことに気づく。

 

ケーキに入っていたのは青酸カリであった・・・・。

 

 

絵が暗く、最初は女性二人が帰った家が郵便局だとは気づかずにどうして階下に男性がいるのだろう?と思った。彼女たちは郵便局の2階に住んでいる設定で階下の男性は宿直で泊まっている局員なのだった。郵便局の小ささからいって特定郵便局の設定だろうと思った。

 

今回はクリスマス。昔のクリスマスのイメージはおじさんがキャバレーで酔っぱらっていたって感じ?なのはもっぱらこの映画のような映像を見て来たから?

家庭のある相沢キャップ(永井智雄)は雑用の女の子に子供のプレゼントを買ってきてもらう場面なんかがある。

雑用の女の子がクリスマスツリーの飾りつけを行っていたり、背広の月賦?の集金の男性(青木富夫)が記者クラブで集金したり、八田の行きつけの飲み屋の女将(相馬千恵子)があいさつにきたりする。

 

赤羽駅でのロケもあって、最後はギャーな展開♪♪