日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

吸血鬼ゴケミドロ  1968年 松竹

監督 佐藤肇 脚本 高久進 小林久三

出演 吉田輝雄 佐藤友美 高橋昌也 高英雄 金子信雄 山本紀彦

 

空飛ぶ円盤に宇宙人、不時着したジェット機でおこる怖い話。

松竹だがまるで新東宝、出演者も吉田輝雄だし。

 

ある国の重要人物を暗殺した犯人がジェット機をハイジャック。不時着したジェット機には自殺志願の青年も乗っていた。

 

暗殺犯がまずゴケミドロ?と呼ばれるドロドロの液体が彼の肉体へ・・・すると彼は吸血鬼となって乗客を襲うのだ。

 

飛行機にはベトナム戦争で戦死した夫を岩国?へ迎えに行くアメリカ人女性、次期総裁を狙う代議士とその後援者夫妻、精神科医、科学者が乗っている。

 

ただの宇宙人ものにしては宇宙人は登場せず、空飛ぶ円盤は登場。それより人間のドロドロした怖い心の闇が描かれている。子供向けのようだが、途中でちょっと子供には見せられない描写があるから何とも言えない。

アメリカ人女性は日本語は話せないが、なぜか日本語がわかるようだ(笑。

 

最後まで生き残るのは吉田輝雄と佐藤友美だが・・・

 

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映画ドットコムより