日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

行きゆきて神軍   1987年 東映

監督 原一男

衛星劇場「カルトムービー」特集のひとつ。まぁカルトって言ってもね。奥崎謙三って

狂気なひとではあるけれど。

 

前に見たときは人肉食にひたすら衝撃を受けた。とにかく現代ではこんなドキュメンタリー映像は撮れない。なにせみな顔出し、奥崎が訪れる場所もすべて写っている。

 

彼は「自分たちはこうやって生きて帰ってきて子供や孫を残すことができたけれど、死んだ人間は何も残せなかった」のだから本当のことを言ってくれという場面は確かにその通りだと思う。

 

深谷にいた山田吉太郎という人は奥崎に暴力を振るわれるし、入院先に現れた奥崎に

「天罰」だって言われたりする。いや全くビックリだけど。

 

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アマゾンプライムより