日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

警視庁物語 謎の赤電話  1962年6月 東映

監督 島津昇一 脚本 長谷川公之

出演 神田隆 堀雄二 花沢徳衛 南廣 山本麟一 須藤健 大木史郎

   亀石征一郎 岡部正純 風見章子 水上竜子 藤枝まゆみ 愛川かおる

 

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東映チャンネルより

発売されているDVDのセットには入っていない幻の回!フィルムの損傷が激しくてDVD化できないとなってはいるがちゃんと直せてるじゃん(笑。

とにかく東映チャンネルはこの警視庁物語のために契約しているのだ。

 

女の子が誘拐され、遺体となってみつかった。新聞では警察の不手際を責められている。そこへある会社の重役のの娘が訪ねてくる。小さい弟が帰ってこないという。

両親は先日の女の子の誘拐、そして遺体でみつかったことで警察に通報するのをためらっているという。

 

山の手の家へ向かう刑事たち。

逆探知すべく電話に装置を取り付け、また誰かに恨みをかっていないか・・・など聞きこむ。

 

この回では逆探知の方法を結構詳しく説明されていてなんとなく仕組みがわかった(ような気がする)が、人力なので大変だったのがうかがわれる。

犯人と思しき男から電話を受ける母親だが刑事になるべく話をのばしてくれと言われているのも忘れ、男の子の声を聞くとどこにいるのか?と聞いてしまう。そのとたんに電話が切れ・・・・

 

ハラハラドキドキは毎回だ。

神田隆の登場も多く、なんと婦警と一緒に犯人に指定された喫茶店に二人で張り込んだりする。

 

亀石征一郎の若ーい姿が見れますがなんと去年の7月に亡くなっていました。

東映の第6期ニューフェースだそうで同期は千葉真一太地喜和子がいるそうですが

3人とももういないんですね。