日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

嵐を呼ぶ友情  1958年 日活

監督 井上梅次 脚本 井上梅次

出演 小林旭 沢本忠雄 川地民夫 浅丘ルリ子 白木マリ 宇野重吉

 

www.nikkatsu.com

日活より

嵐を呼ぶ男の姉妹編として作られたスポコンならぬトランペット根性物語。

設定が冬なんで嵐は呼ばない(笑。

 

三悪トリオ(小林旭・沢本忠雄・川地民夫)がそのまんま登場。今生きているのは

小林旭だけになった。たまに彼のユーチューブチャンネルを見ている(笑。

映画撮影秘話が聴けるから楽しい♪♪

 

ジャズの若手人気トランぺッター、岡辺(沢本忠雄)と川添(川地民夫)は女性の好みも一緒の仲が良い?(たまに喧嘩)ふたり。彼らは師匠と呼ぶ名トランぺッター、旗(宇野重吉)を尊敬している。旗には一人息子がいたが死んだと言われているが、

実はその息子はギターの流しのアキラ(小林旭)となって風来坊な暮らしをしていた。

 

アキラ(本名 稔)は幼いころから父のようなトランぺッターになるべく先生について練習をつむが、生まれつき肺活量がなく、ある一定以上うまくならない・・・。

稔は恩師と相談してギターに転向するも、父にはそのことが言えず、また父もトランペット以外は認めない。そんなことがあって稔はアキラと名を変えて流しになった。

 

稔の家の隣に住んでいた幼馴染の千秋が彼女の両親亡きあと、稔の家で育てており、

稔と千秋は婚約をしていたが、稔の出奔で千秋は稔の父と今はアパートに暮らしている。稔の父はそんな千秋を不憫に思っている・・・・。

 

クラブダンサーのマリ子(白木マリ)は神戸でアキラと知り合っていたが

そんなアキラが東京のマリ子の元へ・・

 

岡辺と川添は偶然マリ子の控室でアキラを知るが彼が旗の息子だとはしばらく気づかない・・・。

 

裕次郎の時はドラムだったけど、今回はトランペット♪♪

 

ルリちゃん、1959年だとずいぶん大人っぽいが、1958年1月に公開されたこの映画は撮影時はまだ1957年のせいもあるのかまだ子供っぽさが残る。その後、小林旭と交際が始まった?のだろうか。なんだか気になる(笑。

 

赤木圭一郎がバンドボーイのひとりとして出演している。赤塚親弘の本名。

控室で川地民夫にコートを着せたり、沢本忠雄の用事を言いつかったりする。このころからかなり目立ちますね。

彼、「紅の翼」が初映画でエキストラのひとりとして出演とwikiにある。日活第4期ニューフェースだという。

アマゾンより