出演 小林旭 中原早苗 松原智恵子 伊藤弘子 伊藤雄之助 殿山泰司 野呂圭介
平田大三郎 進千賀子 高品格 安部徹 佐々木景子
暑い。昨日は夕立ちがあったけれど、全く涼しくならず、暑い。それしかない(;^_^A
1956年日活で名和宏と石原裕次郎との作品「地底の歌」のリメイクとあるが、なんだかさっぱり要領を得ない私が知る限り清順監督の???な作品。映像美以前につまらない。(面白いと思った方、ごめん)
特筆すべきはアキラの眉毛が毛筆のようですごかった(笑。
映画冒頭は女子高生3人が登場。そのうちの一人、伊豆トキ子(松原智恵子)の家が伊豆組というばくち打ちの親分(殿山泰司)で、トキ子と入れ墨を彫っているとことを見に行く2人が花子(中原早苗)と松江(進千賀子)。で、ここでもえ~~~、なんで高校生役に中原早苗が!と思ったけれど、花子はヤクザに興味をもつ娘なんでそれなりに演じられる女優さん、丸顔で幼い顔であったの抜擢?だったのか(不明)
舞台は品川のようで昭和感あふれる街の映像が残っている。
刺青師(信欣三)の元でダイヤモンドの冬(平田大三郎)の腕に刺青を彫る様子を見る3人娘だが、トキ子と松江は見ていられず席を立つ。ところが好奇心にあふれた花子だけは素敵だといって冬とつきあうこととなった。
伊豆組のびっくり鉄(野呂圭介)は冬と一緒にいる花子に目をつけ、彼女に美人局をもちかける。なんだかわからない花子だったが、面白そうだといって鉄ととある温泉地へ行き、男(江角英明)に声をかけられるが、なんとその男は人買いで助けに来るはずの鉄はその男に花子を3万円で売ってしまう。
ま、ここまでは面白かった。で、どーなる花子。転落まっしぐら!な展開になるかと思いきや・・・。
一方、伊豆組は博徒では食べていけなくなり、土建屋からのピンハネに舵をきろうとするも幹部の勝田(小林旭)は納得できない。勢力を伸ばしている吉田組と落ち目の伊豆組。そこに鉄が花子を売り飛ばしていたことを知った勝田は花子とつきあっていた冬の家に行く。冬は敵対する吉田組の組員であったが出てきた姉という女の辰子(伊藤弘子)をみた途端、勝田は過去のことを思い出した。辰子はイカサマをした女で勝田の頬の傷はその時一緒の男を取り押さえた際に切りつけられできたのだ。
しかし勝田の胸中は稲妻に打たれたかのようになった(と思う)。
その後数回冬を訪ねたがいつもおらず、ある晩、辰子から上がっていくように言われた勝田は(なんだかわからないけど)辰子と関係をもつ。
この伊藤弘子という女優さんの喋り方がカマトト系で、高千穂ひずるのようなタイプ。
なんかカマトトな役なんでそこもイライラした(騙されるなアキラ!)。
当時、アキラ24,5歳ですでに貫禄十分だったが、まだ幼さを感じさせる顔つきなところもあってこの女優さんが逆におばさんに見えた(笑。
花子を探しに鉄と温泉地を訪れた勝田。結局花子の行方はわからなかったが、鉄に誘われて行った賭博場でイカサマの手口をつかうおかる八(伊藤雄之助)と辰子に会う。
辰子はおかる八の情婦であった。
そして勝田はおかる八に勝負を挑むが、途中で出された寿司の醤油皿のイカサマ(映画参照)をされ負けてしまう。そのイカサマは辰子によって後で気づいた勝田であった。
で、花子の行方はどーした!?とずっと気がかりだったのですが、その後出てこない。
勝田が好きな伊豆組の娘、トキ子も出てこない。
冬は花子が突然いなくなり、博打に没頭するようになってしまった。何かに突き動かされるように勝田は賭博場に乗り込み二人の博徒を切り捨てた!(なんだかわからん)。
勝田のおかげで伊豆組は浮かび上がり、その祝宴の席でヤクザの妾になりたいという女がいるというので伊豆があってみるとそこには花子がいた。さすがに娘の同級生を妾にするわけにはいかないというが、花子はそれも面白いといって妾になる。
吉田組は盛り返してきた伊豆組をなきものにしようと、冬にお前はまだ若い。10年刑務所にいたってまだ30歳だといい、伊豆を狙うように指示する。その気になった冬は
料亭の座敷で伊豆を射殺。なんとその席には花子が同席していた!
見事伊豆を射殺した冬は花子に10年、いや7,8年で出所できるから待っていてくれというと花子は冷酷に10年経ったら世の中は変わるのだといいはなつ。
その後、冬は吉田組組長(安部徹)に連れられて警察へ出頭。
一方勝田は牢獄へ。
花子がどーしたというより、勝田と辰子の話なのか?それともばくち打ちの話なのか?
関東無宿って、勝田は無宿者ではなかったんだけど、出所後に無宿になるってことか?
調べると無宿人とは戸籍から排除された人とか、博徒も含むとかとあるのですでに無宿人だったのだろうか。