日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

海の情事に賭けろ  1960年 日活

監督 野口博志 脚本 滝口速太 柳瀬観

出演 赤木圭一郎 中原早苗 笹森礼子 三島雅夫 南田洋子 深江章喜 高品格

   清水将夫 待田京介 高野由美 近藤宏

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山本陽子が亡くなったニュースでビックリしてました。彼女が日活ニューフェースに選ばれたのが1963年。すでに斜陽が始まっており、どちらかというとテレビドラマで活躍した印象の強い女優さんでした。そして山本山の宣伝!

確か芦川いづみちゃん主演の作品で妹役?かなんかで出演していた作品がありました。

日活+が期限を迎える前になにか山本陽子出演作品を視聴したいです。

 

この作品も題名で釣ってる?感あり(笑。

これまで中原早苗という女優さんはあまり美人ではないと思っていましたが、お化粧をしていない顔は結構可愛いかった。なんとなく篠原涼子を思わせる顔立ちで、目張りばっちりなあの時代のお化粧は似合ってなかったのでは??

それにしても中原早苗のプロポーションはどうよ?ビックリするほど素敵な水着姿!

最近では人の見た目を言ってはいけないそうですがまぁ、お許しを(;^_^A。

 

お化粧をあまりしていない中原早苗

見よこのスタイル!中原早苗

蘭子(中原早苗)が房州で友人たちとヨットで遊んでいると、男が海に浮かんでいる。

驚いて引き上げるとその青年は栗谷(赤木圭一郎)と名乗り、東京の大学に行っていると言うが、故郷から東京へ帰る船上で知らない男(深江章喜)から突然ピストルで腕を撃たれ、海へ飛び込んだと言う。

蘭子は一目見て栗谷を気に入り、腕の傷が癒えるまで蘭子の別荘で過ごすようにいう。

 

蘭子の好意を感じた栗谷は自分は貧乏な家の出で蘭子とは生まれも育ちも違うから合わないというが、蘭子はあきらめず栗谷の下宿へ押しかける。

 

一方東京へ帰った栗谷は先輩である新聞記者の殿村(近藤宏)に自分が人違いで撃たれたことを調べたいという。殿村には妹の杏子(笹森礼子)がおり、杏子はたまに栗谷の下宿へ行って部屋の掃除をしたりしている。そこへ自信たっぷりな蘭子が現れる・・って感じですね。(中原早苗お得意な役柄)

 

新聞には水野組幹部の加藤勇二が射殺されたと記事が載るがその写真はなんと栗谷にそっくりだった。どうも犯人は瓜二つの栗谷を間違って撃ったらしい。

そこで加藤という男の情婦がいるナイトクラブへ乗り込む栗谷。彼をみて情婦の百合子(南田洋子)は驚く。そのクラブを仕切っているのが水野組で栗谷は水野(高品格)一派に取り押さえられる。どうも加藤が組を抜けたがっているのを知って殺そうとしたらしい。

 

赤木圭一郎が二役で双子の兄弟を育てられなかった母親が弟を養子にだしその後ぐれてヤクザになってしまった加藤だったというのがわかる。

 

そして蘭子の父親(三島雅夫)が絡んでくる密輸の物語。

今回はいつもは悪役の近藤宏が新聞記者という役だ。

それにしても中原早苗の水着姿には見惚れました♪♪

中原早苗赤木圭一郎

日活より