日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

青銅の魔人  第1部 1954年 松竹

監督 穂積利昌 脚本 小川正 原作 江戸川乱歩

出演 若杉英二 片山明彦 諸角啓二郎 藤乃高子 須賀不二男 由美あづさ

   桂小金治 高山武男

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御徒町で現金4億円が強奪され、羽田空港でも1億9千万円もっていた男性が催涙スプレーをかけられた事件が発生。幸いにも羽田では事件とならなかったけれどその後、香港でその現金のうち5千万円が強奪された!まるで60年代日活映画みたいな日本ー香港をまたにかけた犯罪ですが、日経新聞には被害者が加害者であった・・という報道記事が載っていてなんだかわからん。ここは明智探偵・少年探偵団に解決お願いしたい。

片山明

アンドリューNDR114」と同じ見た目な青銅の魔人。こっちは昭和29年だから元祖日本のアンドリューだ。ところで青銅とは???ブロンズであった。熱伝導にすぐれているというが、夏は暑く、冬は寒かったであろう、中の人。そのためかこっちのアンドリューはマントを羽織っている。

深夜の銀座。時計店のシャッターを破壊し、何者かが懐中時計を強奪。その後も骨董価値のある外国製時計が奪われる事件が続く。って、これ、闇バイトの若者が銀座の大通りにある高級時計を扱う中古買取店を白昼堂々襲い、ショーケースを破壊して時計を強奪!そのままな元祖闇バイトの強盗でもあった日本版アンドリュー!歴史は繰り返すのね。

水野家は由緒正しい家柄で代々伝わる南蛮由来の時計があるが、水野夫人(由美あづさ)は魔人に誘拐され、魔人から時計を渡さないと夫人の命はないと脅しの手紙を渡される。そこで夫の水野(片山明彦)は明智探偵(若杉英二)に相談に行く。この魔人、手紙を渡すんだけど(なんと水野家の子供に)、達筆です。その後も手紙が続々と。

明智探偵は魔人の狙いは時計ではなく、その中に隠されている地図であることを見抜く!地図といっても半分しかなく、その地図のあと半分を合わせれば秘密の金鉱の所在地がわかるのだ。魔人はそれを狙っている。今ならレアアースだけど映画ではウラニユウムなのだ~~。

明智探偵に相談する水野

魔人の助手?にピエロ姿の桂小金治がいた。ピエロというとアメリカのシリアルキラーのひとり、ジョン・ゲイシーが思い浮かぶけれど、江戸川乱歩、先見の明があるのかね。ピエロに少年、闇バイトに希少鉱石。

諸角啓二郎(魔人)・桂小金治(ピエロ)

水野夫人はピエロに火あぶりに!どーする明智先生!!