日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

私が棄てた女  1969年 日活

監督 浦山桐郎 脚本 山内久 原作 遠藤周作

出演 河原崎長一郎 小林トシ江 浅丘ルリ子 夏海千佳子 岸輝子 加藤武

   加藤治子 小沢昭一 江守徹 辰巳柳太郎 江角英明 露口茂

 

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小林トシ江と河原崎長一郎 ズラ感半端ない

 

遠藤周作は私が10代、20代前半?の頃はよくテレビに登場して売れっ子だった。

彼の本は(忘れちゃったけど)よく買って読んだ記憶がある。

この映画・・・はなんだかよくわからないけど

主人公の河原崎長一郎が学生時代に知り合った田舎から出てきて工場に勤める小林トシ江と遊びで関係をもつが社会人となり浅丘ルリ子と結婚しても忘れない、忘れられない?のだ。

 

河原崎長一郎の学生時代のズラ感が半端ない(笑。彼があの髪型にすると弟の河原崎健三にそっくりでやっぱり兄弟だなと思った。

 

小林トシ江の友人のしま子役の女優さんは当時の日活作品でちょくちょくみるがこんなに出ずっぱりだった役を見たは初めてかもしれない。

ホステスをして、その後男と一緒に売春組織を立ち上げてなかなかのやり手だがまだ田舎から出てきたばかりのシーンではお化粧はあまりしていなくてそっちの顔のほうが良かった。

夏海千佳子

当時は老人ホームになんか入所する老人は可哀そうな人カテだったようだが、

今は入居するのは大変のようだし、介護付きなら尚更で幸運な人カテになってる。

 

ネタばれだが小林トシ江がしま子のアパートの窓から落っこちて死んじゃうところは

なかなか良かった。

 

妊娠した浅丘ルリ子を診察する医師役で遠藤周作が出演している。

 

浅丘ルリ子を全面に押し出した?ポスター