日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

兵隊やくざ 脱獄  1966年 大映

監督 森一生 脚本 舟橋和郎

出演 勝新太郎 田村高廣 小川真由美 田中邦衛 五味龍太郎 中谷一郎 

 

 

有田と大宮は敵前逃亡の罪で刑務所へ・・・大宮の反抗的な態度で彼は食事を与えられず、苦しい思いをする・・・そこで脱獄を試みるもあえなく捕まり、死刑も免れない状況となるが、有田の旧友の助言でソ連国境の前線送りとなる。

そこには刑務所で同じ部屋だった沢村(田中邦衛)がいたが、彼は翡翠を隠し持っていた。それを知った軍曹は沢村を射殺し翡翠を自分のものにする。彼には芸者をしている珠子(小川真由美)を見受けして日本へ連れて帰りたいので金がいるのだったが、珠子は大宮や有田のほうを気に入っていた。おもしろくない軍曹はソ連軍に大宮を撃たせようと画策するが・・・・

 

終戦近い8月9日、大陸から軍人が逃げ出すのだが、一般人はトラックに乗せてもらえず、そこでも有田と大宮は活躍!そして珠子もトラックへ乗せ、大宮はまた守備隊へ戻っていく・・・・

 

ここでも敵と戦うより軍隊内部で起こった出来事が描かれている。一般人をおいて逃げ出す軍人のことはある意味真実であろう。

パワハラ、セクハラ、モラハラ、なんでもありのオンパレード映画です。

 

アマゾンより