日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

「流木より」女豹とならず者   1957年 日活

監督 野口博志 脚本 岩井基成 土岐英史 佐治乾 原作 飯野明

出演 水島道太郎 葉山良二 左幸子 広岡三栄子 河野秋武 小林重四郎 雨宮節子

   高品格 美川陽一郎 峯品子(写真のみ)筑波久子(セリフなし)

 

日活より

森林伐採の木こり、鉄(水島道太郎)は敵対する横田組の作業員殺しで服役。刑期を終えてまた山へ帰ってきた。

野谷組へ顔をだすと鉄をひろって育ててくれた親方は亡くなり、その後を大学出の親方の息子、克太郎(葉山良二)が継いでいた。彼はどんぶり勘定や古い風習を変えようと奮闘している。

克太郎を慕う女猟師の美津(左幸子)はそこへならず者(前科者)の鉄が来たことを心配するが克太郎は差別はよくないと鉄を働かせる。

克太郎は木こりたちに博打や喧嘩は禁止とするが、昔かたぎの鉄は反抗する。

美津は鉄を嫌うが、鉄は強引に自分のものにしようとするのだ。

 

昔から鉄を知っている飲み屋の女将、お春(広岡三栄子)は鉄の唯一の理解者だ。

そして亡き親方が克太郎の片腕として鉄に働いて欲しいということを言っていたと鉄に告げる。克太郎は気に食わないが、恩義のある親方の遺言をきいて鉄はまた山へ。

 

作業員を鉄に殺された横田組の政(小林重四郎)は鉄が帰ってきたことを知り押しかけるが克太郎に喧嘩は禁止と言われ我慢するしかない鉄だ。

 

ある日、営林所の入札へ行った克太郎。これまでの談合を断り正々堂々を入札するが

他の組の人間たちは営林所から金額を教えてもらい、克太郎の組だけが仕事から外れる。

克太郎から山へ来るなと言われた鉄だが、横田組の陰謀を知り、怒って山を登る。

ひとり闘いを挑む鉄のことを知った木こり仲間は、克太郎の制止も振り切り喧嘩しに飛び出すのだ。

鉄が嫌いだった美津だが、野谷組の亡き親方の身代わりで殺人犯として服役していたことを知る。慌てて克太郎に知らせに走る美津。

 

一方鉄は横田組の政と一対一で戦っていた!!!

 

ところで女豹というのは左幸子のことなんだけど、どうもそのキャラにしては幼い見た目(笑。

 

日活より

以下 siuzou様 専用

あのー見つけちゃいました♪(多分)

まず筑波久子。克太郎が入札に行った営林署の事務の女の子のうちのひとり。

他の組の親方に嘲笑されながら事務所を後にするのを見つめる。(画像が荒くてすみません)もうひとりも同期入社のうちの誰かだと思います。

左が筑波久子。セリフ無し、キャスト名なし.

そして、そして峯品子~~~~(多分)。

映画の最初のほうで、左幸子が葉山良二の事務所の棚から偶然みつけたもの・・・

開くとそれは女性の写真であった・・・。賄いのおばさんにこの人誰?と訊くと

東京から送ってきた葉山良二の見合い相手の写真だという。

東京の女は奇麗だねぇ~~というオバサンにショックを隠し切れない左幸子

 

ここであれ??もしかして峯品子???

その後、見合い写真が大写しとなり・・・

あれ?峯品子??か??

 

やっぱり品子サン???

 

 

もっとアップ・・やっぱり峯品???ですよね??ですよね??

 

虎の巻をみたんですけど、この作品は載っていましたが詳細データの記述はなく、ただ筑波久子を発見したのでやっぱりこの見合い写真は品子サンではないか!!と思った次第です。

どうですかね?もしそうなら虎の巻にもない大発見かと思います。(^^♪