日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

暗黒街の顔役  1959年 東宝

監督 鈴木清順 脚本 西亀元貞 関沢新一

出演 鶴田浩二 三船敏郎 平田昭彦 河津清三郎 田中春男 佐藤允 白川由美

   宝田明 草笛光子 柳川慶子 笹るみ子 ミッキーカーチス 夏木陽介

   天本英世 中島そのみ

 

 

いかしたおじいさん、鈴木清順監督だから期待したけれど、1956年白黒の暗黒街のほうがロケも多く、筋書きも面白かった。

今回は鶴田浩二が兄、弟が宝田明で顔も雰囲気もよく似ていて違和感ない兄弟だった。

兄貴分の平田昭彦もかっこよい。

ところで・・・三船敏郎の役どころって三船敏郎じゃないとダメなのか??客寄せのためか??

 

松竜太(鶴田浩二)は親分の横光(河津清三郎)から呼びつけられた。

横光組の命令で西脇という社長を車ではねて殺した。その時に運転していたのが竜太の弟の峰夫(宝田明)で車をうんてんして逃げる途中にレストランの女の子に顔をみられていた。ところが峰夫は歌手になりたいと近くのジャズ喫茶で歌っており、横光がいつか目撃者が現れるからそんなところで歌わないようにしろという。

 

竜太は親分の言うことをきき、峰夫の説得にあたるが、峰夫はいうことをきかない。

 

横光は子分をジャズ喫茶に張り込ませ峰夫を見張らせている。同じ組で竜太を敵視する黒崎(田中春男)は残酷な男で自分が峰夫をなんとかしようとする。

 

竜太には足の悪い男の子がおり、彼はある園に預けている。息子の世話をなにかとやいてくれる園の女性が白川由美

親分の情婦でなんだか鶴田浩二に気があるのが草笛光子

キャバレーを経営している鶴田浩二の兄貴分が平田昭彦

宝田明と結婚を誓う地味な女性が柳川慶子という女優さん。

 

俳優メモより 柳川慶子

で、三船敏郎はギャングに脅され自分の自動車修理工場を使われたり、ナンバープレートを付け替えさせられたりする男の役。

 

平田昭彦鶴田浩二

オークフリーより

日活系のドンパチあり~の、兄弟愛あり~の、の普通な出来でした(;^_^A