日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

八つ墓村 1977年 松竹

監督 野村芳太郎 脚本 橋本忍 原作 横溝正史

出演 渥美清 萩原健一 中野良子 小川真由美 加藤嘉 山本陽子 山崎努

   花沢徳衛 市原悦子 山口仁奈子 井川比佐志 下條正巳 藤岡琢也

   浜村純 浜田虎彦

 

 

昨夜、東京でも雪が降りましたが、なんと雷が鳴って驚きました。冬でも、雪でも雷ってなるんですね。(夏だけかと思ったw)

 

八つ墓村はむか~し、横溝正史の小説を読んだ記憶があります。怖かった?という記憶もないほど年数が経っており(なんと45年は経っているw)、小梅、小竹という双子のおばぁさん登場で原作を読んだことがある!ことが思い出された作品でした。(双子のおばぁさんはなぜか覚えている)

 

400年以上続く、おどろおどろしい怨念の話なんですが、

私の祖母は「成田山新勝寺」には絶対行かない!って言っていたことがあります。

それを聞いたのは子供の頃です。なんとなく平将門絡みなのはわかしました。

平将門の終焉の地であるその田舎。私の好きな「将門せんべい」がある!(笑。

だから私は歴史はよくわかりませんが、「将門」好きです。

そして私も成田山新勝寺には行ったことがありません。(若い時に誰かに誘われてたら行っちゃてたと思いますw)

私が育った町の商店街では毎年、お正月にバス旅行?で成田山新勝寺へお参りに行くというツアーがありました。参加した人から「羊羹」をお土産に毎年もらい、その美味しさに毎年卒倒(笑、した思い出もあります。まぁ高い羊羹だったんでしょう。栗なんかまるごと入ってましたから♪

将門せんべいはなぜか突然食べたくなるのですが、東京ではこれまで買うことができず、田舎へ行った時か柏のデパートで売っているくらいでした。

ところが銀座に茨城県のアンテナショップができ、気軽に買いに行けるようになりましたが、なんと神田明神でも売るようになったとかで、興奮しております!

かなり話がそれました(;'∀')

で、祖母の田舎周辺の方の中にはまだ成田山新勝寺には行かないという昔の言い伝えを守っている人もいるようです。

そんなことをこの映画を見て思い出しました。

 

脚本が橋本忍なので最後の最後まで誰が犯人なのかわからないドキドキ。

野村芳太郎、70年代の作品なのでオッ〇イぽろりシーンあり。

中野良子は回想シーンでの出演でしたが、当時はかなり売れっ子の女優さんでした。

最近、全然見てません。画像でも検索できませんでしたが、引退したわけでもないようですね。

この作品の金田一耕助はちょっと異質で、ショーケンとは別々な形で話が進行します。

 

寺田辰弥(萩原健一)は東京で働いているが、ある日新聞の尋ね人欄で自分を探している大阪の弁護士がいることを知る。訪ねるとそこには亡くなった実母、鶴子(中野良子)の父だという井川丑松(加藤嘉)がいた。ところが辰弥と詳しい話をしようとした瞬間、丑松は突然もがき苦しんで亡くなってしまう。

辰弥の父方の親戚である森美也子(小川真由美)と丑松の息子で辰弥の母、鶴子(中野良子)の兄(井川比呂志)と共に生まれ故郷である八つ墓村に行く辰弥。

父方の田治見家は村では資産家であり、その家は小竹(市原悦子)と小梅(山口仁奈子)という双子の老婆が取り仕切っており、辰弥の腹違いの兄(山崎努)は病床にあり、やはり腹違いの姉、春代(山本陽子)は子供が産めないので婚家から戻っている。

親戚筋は田治見家の財産をあてにしており、それを嫌った小竹、小梅ばぁさんはなんとしても辰弥に跡取りとなって欲しいのだ。

 

そして400年前に村びとが住み着いた落ち武者にした仕打ちの怨念ストーリーが同時に展開される。

 

次々起こる殺人事件と辰弥、鶴子の過去。

2月15日まで松竹シネマPLUSシアターで無料公開されてます。