日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

刑事物語 第5回 前科なき拳銃  1960年6月日活

監督 小杉勇 脚本 長谷川公之 宮田達男

出演 益田喜頓 青山恭二 中川姿子 南風夕子 深江章喜 木下雅弘 弘松三郎

   山田禅二 高品格 野呂圭介 上野山功一 

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第4回はこちら↓

nihoneiga1920-1960.hatenablog.com

ここ最近、トクリュウという闇バイトで集められた若者による強盗事件が関東で頻発しています。前もって下見するようですが、私もここ数年、謎な若者の訪問を受けたことがあります。昼間、突然「遠藤で~す」と言って家からでてくるように仕向ける若者がいました。どこの遠藤さん?と聞き返すと「近所の遠藤で~す」としか言わず、とにかくドアを開けさせて外に出そうという感じです。遠藤なんて知りません(まして若い男)といって会話はこっちから終了。あるいは若い男二人組が「外のネットの件で~」

??外のネット?意味不明すぎて会話終了。とにかく気持ち悪い。ドアを開けさせるのが目的なので突然の訪問者には注意です。それが女性であっても注意したほうが良いですね。女の子だからと言っても手先がいます。昔は悪い人は服装でわかりましたが、今はみんな「ヤカラ」みたいなファッションで見分けもつかない。中年、高齢者も「ヤカラ」ファッション多し。

 

前回の脚本が高橋二三、今回は長谷川公之!が担当。東映と張り合うつもりな日活か??

日活より

 

場外馬券場が襲撃され、主任が射殺された。犯人は2人組で、早速捜査班が召集された。現場に残された足跡、しかし拳銃には過去使用されたリストがなく、犯人の目星はつかない。そこへ犯人らしき2人組を乗せたタクシー運転手の報告により、兄貴分とみられる男は浅草で、もうひとりは上野公園付近で降ろしたことが判明。

運転手の証言を元に、上野公園付近で降ろした若い男のモンタージュを作る。

さっそくその写真を胸に、佐藤源造(益田喜頓)と保郎(青山恭二)の親子刑事は夜の上野へ。そこで源造の顔見知りである地回りのサブ(高品格)をみかけ、彼を誘って居酒屋へ。こんな男を知らないか?とモンタージュ写真を見せるとサブは知人の竹やん(野呂圭介)のいるドヤで見た信吉(木下雅弘)に似ているという。

そこから物語が進展!

信吉の恋人の家を訪ねる保郎。この橋は鶯谷付近かと思います。それにしても家がたくさん

崖下のほうにも家がありますが特定できません。

新橋駅前に場外馬券場があった頃の風景の俯瞰もあります。

今はSL広場となった

新橋駅前

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