最近昔のことを思い出すようになった。
3日ほど前、青酸コーラ事件の時の事ふと思った。
当時、私は高校生で品川駅前にあったパシフィックホテルのラウンジでアルバイトをしていた。
家が三田だったので、歩いて通ったが結構な距離だった(笑。
だからと言って田町まで徒歩20分以上、たった一駅乗って品川で降りるのもバカバカしかったし、バスもそもそも路線がなかった(と思う)
三田と言っても麻布寄りの三田で、麻布もそうだったけれど今と違って交通の便が悪かった。
青酸コーラ事件のことを思い出したのは、事件後、バイトを終えた夜の10時半過ぎに第一京浜を家に向かって帰る途中、制服の警察官に呼び止められ、何か見なかったかと訊かれたから。
その事件の季節はいつだったかも記憶がなかったが事件が起こったのは1977年1月4日だという。
だからそれ以降のでも1月中であると思う。寒かったか暑かったかさえも覚えていないし、青酸カリのニュース報道も高校生には他人事だった(と思うので)怖かったとかの記憶もないが、警察官に呼び止められそれが青酸カリのコーラが置かれていた電話ボックス2か所のうちのひとつ、作業員の男性が倒れていた方だった。
それが確認できたのはこの雑誌。わずか半ページだが当時の写真と電話ボックスの場所の地図が載っている。
最初は八つ山方面の電話ボックスで第二は田町方面の電話ボックスだ。家へは田町方面に歩いたからその電話ボックス近辺に警察官が立っていたのだろう。
この年は日劇のレヴューも最後になった年だった。
ふとん乾燥機が三菱電機から一台2万2800円で発売され、販売台数175万台の大ヒットとある。今となるととても高い(笑。
家には当然なかった。