日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

わが生涯のかゞやける日 1948年 松竹

監督 吉村公三郎 脚本 新藤兼人

出演 森雅之 山口淑子 滝沢修 宇野重吉 清水将夫 三井弘次 加藤嘉

   村田知栄子 逢初夢子 清水一郎 殿山泰司

山口淑子森雅之

俳優さんたちのメイクが凄くてまるで北野武監督の戦場のメリークリスマス坂本龍一メイクを思い出しました。

関係ないんですが、ここ最近、去年の8月に買った外付けのキーボードのnキーが反応したりしなかったりで先ほどアマゾンで別なもおを苦乳しました

↑ と、いった具合で 別なものを購入が→別なもおを苦乳になってます(;'∀')

先ほど新しいキーボードが置き配で届きました。昨日購入しもう到着。アマゾンありがとう!一応、6か月保証らしいのですが、あまり期待していないで目についた一番安いエレコムのキーボードにしました(前のはバッファロー)。まだキーボードに慣れてない(;^_^A。

滝沢修

終戦前夜、ポツダム宣言を受け入れるべきだという軍?の重鎮、戸田光政を暗殺した青年将校、沼崎敬太(森雅之)は父を守ろうとした娘の節子(山口淑子)から切りつけられる。

終戦後3年経ち、 沼崎はは佐川(滝沢修)という男が経営する明星というキャバレーで手下として働いていた。彼はモルヒネ中毒にもなっており、薬をくれる佐川とは切っても切れない関係となった。佐川は戦後、愛国新聞という新聞社の社長でもあるがその陰で物資の横流しで儲けていた。

佐川のキャバレーに節子がホステスとしてやってきた。彼女は父の暗殺後、終戦となりすっかり変わっっていた。

キャバレーの女、みどり(逢初夢子)と初日早々取っ組み合いの喧嘩になる。

この時の節子(山口淑子)の蓮っ葉加減は半端ない。

山口淑子

逢初夢子

節子を気に入った佐川は愛人だった女(村田知栄子)をあっさり捨て、沼崎に節子に部屋に来るようにいいつける。村田知栄子は滝沢修に惚れていて純情な女。そんな役だったし若かったのでこれまでのイメージの村田知栄子ではなくて画質のせいもあってしばらくその女が村田知栄子だとは思っていなかった。

 

節子は佐川の言うことをきくとみせかけるが、言うことをきかない。

そんな節子に益々 佐川は燃えるのだ。

そして戦時中、検事だった義兄、平林(清水将夫)の就職先を佐川に頼むのだ。

平林は戦後、戦時中に苦しめられた民主主義の人間から憎まれ、いつも怯えて暮らしている。

そんな平林に佐川は経営する新聞社で経理の仕事をさせ、これで節子を自分の女にしようとするのだ。

このシーンで私は節子の本当の兄かと思ったけれど、平和主義者を父にもつ節子の兄が

権力をかさに着てヒドイことをした戦時中の検事だったのかと非常に不思議でしたが記事を書くためにあらすじを読むと義兄とあったので納得しました。

 

山口淑子森雅之

そんなある日、新聞記者の高倉(宇野重吉)が佐川を調べに彼のキャバレーへやってくる。そこで旧知の沼崎をみかけ、佐川の悪徳を暴くためだと沼崎にいう高倉。

宇野重吉森雅之

沼崎は佐川の命令で節子を佐川の別荘へ連れて行くが、ふたりは東京へ帰り、佐川のキャバレーで踊る。それを見た佐川・・・。

ところが沼崎は薬が切れ、佐川にクスリをくれと泣きつくと佐川は邪魔な平林と高倉を決闘させ、相討ちにしてなきものにすることを提案。クスリ欲しさにその条件をのむ沼崎がそこにいた・・。

クスリの恐ろしさが伝わるシーンでした。

清水将夫

三井弘次

佐川の手下のひとりにまだ毛がある若い殿山泰司がいました。三井弘次も手下のひとりですが、殿山泰司は一瞬映るくらいです。

殿山泰司

佐川は沼崎も手下(清水一郎)に襲わせるが、かすり傷程度で節子が面倒をみる。

その時ふと目にした沼崎の腕の傷・・・。

その後、モーレツなキスシーン!美男美女のキスシーンは美しかった。

見てからちょっと時間が経ってしまったのでうろ覚えですが、沼崎は決闘の最中に佐川を殺してしまう。

翌朝、節子と一緒に警察に自首。

 

こんな感じですが、戦時中に痛めつけられたのはもっぱら共産主義者じゃなかったんでしょうかね。まだ占領国日本時代の映画ですから、民主主義者(自由主義者?)が痛めつけられている風になっていますが、さすがに当時のGHQ共産主義が目の仇でしたから変えたんでしょうか。

佐川と一緒にいるインテリ風の加藤嘉はいまいち役どころがわからないけれど、佐川側であることはわかります。

加藤嘉