日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

あんみつ姫の武者修行 1960年 松竹

監督 大曾根辰保 脚本 関沢新一 原作 倉金章介

出演 鰐淵晴子 安住譲 曽我廼家明蝶 若水ヤヱ子 森川信 瞳麗子 倉多爽平

   藤山寛美 関千恵子 三波春夫 島倉千代子 トニー谷 守屋浩

 

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衛星劇場より

漫画のあんみつ姫の映画化。雪村いづみが映画では初代のようだ。

 

面白かったのがキャラクターの名前。

あんみつ姫(鰐淵晴子)が住む城は「あまから城」

父 粟乃団子の守 母 渋茶の方 

腰元 きなこ 忠臣 キンツバ三太夫 部下 安倍川団五郎

お家乗っ取りを企む老中 甘栗角之進

浪人の天堂一角は安住譲という役者さんでカッコ良かった。ネットで検索したらなんと川崎麻世のお父さんだった。そう言われてみれば確かに似ている。彼自身のアメブロの記事がヒットした。ビックリ。この方は亡くなっている。

 

三波春夫島倉千代子は旅芸人で一座の座長が三波春夫だったが若かった。結構 町人姿というか芸人姿が似合っていた。島倉千代子は一曲歌うがそれ以外の出番はなかった。

 

あんみつ姫も唄い、踊る。声は可愛いし歌も上手くさらに踊りもなかなか。

藤山寛美は盗人。その奥さんが関千恵子。

そして長屋の町人で艶歌師浩ちゃんが守屋浩という歌手の人で最後のほうでやたらと歌うなぁと思っていたがネットで調べたら「僕は泣いちっち」を歌った人だとわかった。

聞いたことはあるが顔の記憶は全くなかった。2020年に亡くなっていた。

 

考えてみると私の見る邦画の出演者ってほぼ今生きていないんだよね(;'∀')

 

瞳麗子と倉多爽平はこの映画で出会い、結婚したとある。ともに存命中。

 

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松竹より