日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

学校  1993年 松竹 

監督 山田洋次 脚本 山田洋次 朝間義隆

出演 西田敏行 竹下景子 萩原聖人 中江有里 裕木奈江 田中邦衛 

   渥美清 大和田伸也 

   

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1993年と言えばバブルが崩壊したとはいえまだまだ日本の景気は良かった。

そもそもバブルだなんて後で振り返ってみればの話だからその最中にいた私たちは誰もそれが弾けるなんて思っていなかった。

そんな中この映画は「夜間中学」の存在を世に知らせてくれた作品だ。

 

前頭葉が緩みっぱなしになったこの映画。山田洋次に辟易することがある私だが、これは泣けて仕方なかった。

 

今のようにシャッター商店街というより商店街そのものが消滅して建て替えて個人住宅やアパートになった元商店街ばかりの東京に住む人間としては記録映画みたいなシーンがあるだけでもありがたい。

 

田中邦衛の住む荒川区の京成線?沿線のアパートなんて、まだありそうな雰囲気。

京成線て高架だから乗ってて見晴らしがいいんだよね。(江戸川までしか行ったことがないが)昔は高架下がアパート?みたいに人が住んでいたけど、さすがにこれはもうないでしょうね。

 

登校拒否だった中江有里定時制の高校へ行くと言っていたが、最後にやはり昼間の高校へ行き、その後大学へ行って将来は夜間中学の教師になりたいと担任の西田敏行に言う。

西田敏行は中江が教師として赴任するまでいつまでもこの学校で待っていると言う最後も泣いた。季節は2月で外は雪・・・

 

 

BS松竹東急より