日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

サラリーマン物語 新入社員第一課 1962年 日活

監督 井田探 脚本 宮田達男 大門三郎 

出演 桂小金治 逗子とんぼ 山田吾一 青山恭二 清水まゆみ 千代侑子 森川信

   武智豊子 若水ヤヱ子 杉狂児 大滝秀二 由利徹 松尾嘉代

 

www.nikkatsu.com

 

日活より

 

期待してなかったぶん逆に面白かった(笑。

 

太洋化学の入社試験。同じ大学の山田吾一桂小金治逗子とんぼは共に合格するが

山田吾一は過去、両親がいないというので数社落ちており、面接試験のあと電柱に貼ってあった求人広告をみて「生活科学研究所」というところへ行くと営業社員として即採用が決まった。山田吾一は下宿代を貯めており、所長の由利徹から8000円の前借りをするがなんと太洋化学の本社勤務が決まり、生活科学研究所へは前借した8000円を返し、就職はできないと断りに行くが、所長の娘の松尾嘉代に惹かれ、太洋化学の営業の合間にその研究所で製造している洗濯洗剤の売り込みも行う。

 

同期で入った清水まゆみは山田吾一にご執心だが、真面目な山田吾一は気もそぞろ・・・そこへ社長の息子で秘書課にいる青山恭二が清水まゆみを見初め、二人は愛を誓うが取引企業の社長の娘との縁談を青山恭二の父、森川信は勧めるのだ。

 

太洋化学の洗剤の売り上げが落ちてきた・・・。どうも生活科学研究所が作っている洗剤の影響らしい。山田吾一が太洋化学の取引先に生活科学研究所の洗剤の売り込みもしていると知った経営陣に呼ばれ、山田吾一は辞職を口にするが、社長がそんな良い製品なら自分が販売元として一緒にやっていきたいと提案しめでたしな展開。

 

一方、青山恭二は清水まゆみに駆け落ちしようと相談し、気の進まない見合いに出向く。相手方の父に自分には好きな人がいるので・・・というとなんと現れた社長の娘は

偽名で青山恭二の会社へ入社した清水まゆみであった。

 

こちらもめでたし♪

 

なにかと気が利き、ちゃっかりな逗子とんぼは同じ社の女子社員、千代侑子から将来有望そうだから・・と言われ、このふたりも将来結ばれそうな感じ。

全然もてない桂小金治だが、田舎から若水ヤヱ子が出てきて追っかけられてしまう。

 

太洋化学の経営陣のひとりで若い大滝秀二が出演。しばらく気づかなかった。

 

アマゾンより