日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

ド根性大将 1966年 松竹

監督 土井通芳 脚本 本山大生 原作 相良準三

出演 長門裕之 中村玉緒 河津清三郎 杉狂児 伊藤栄子 平井昌一 倉丘伸太朗

   御木本伸介

 

 

この時代ド根性もの?がブームだったのか、この手のテレビドラマ(60年代後半)は見た記憶がある・・・。

これは将棋のど根性物語だが、面白くもなく、続編も作れるような終わり方だったけど

作られた形跡もなくなんだか納得。この頃になると日活だろうが大映だろうがもう関係なく他社の映画に出演できたのだろうか?それとも長門裕之はそもそも日活専属ではなく、中村玉緒大映専属でもなかったのか??

 

小滝良介(長門裕之)は将棋で一旗あげようと大阪へ行く。その車中、将棋会所の娘だというお吉(中村玉緒)と知り合い、彼女に誘われてそこで居候することになる。

会所に来る客相手にかけ将棋で儲け、娘のお吉からは気に入られるが、ある日老人が現れ、良吉と一手指したいという。掛け金は100円。

ところが、その老人が強く良吉は負けてしまう。100円の金を工面しようとお吉は質屋に行くからちょっと待ってくれと老人にいうと、そんな金はいらない、良吉にはかけ将棋などやめろというのだ。

なんとその老人は関西では名人と双璧をなす工藤平八(河津清三郎)だった。

 

良介は工藤の家に押しかけて彼の門弟となる。そこには美しい工藤の娘の千乃(伊藤栄子)と門弟二人がいた。

伊藤栄子って人、みたことあるこれも懐かしい顔。河原崎長一郎の奥さんだったんだ。

76歳でまだまだ元気♪

 

ま、良介はその後、財をなし、関西に初の将棋会館を建設するもそこでもひと騒動・・・。

 

そして今度は東京?へ行って弁護士になるべく汽車に乗ると、そこには一緒に行くというお吉が乗っていた・・・みたいな終わり方なんで続編も可能なんだけど、あまりにも

○○んないんで、これで終わった・・・と思える物語(笑。

 

松竹より