日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

太陽に突っ走れ  1966年 東映

監督 鷹森立一 脚本 池田雄一

出演 千葉真一 長門裕之 十朱幸代 大原麗子 菅井一郎 吉川満子

   東野英治郎 菅原謙次 今井健二 舟木一夫 こまどり姉妹 島倉千代子

   

スカパーより

遠藤実の伝記を基にした歌謡出世物語?

舟木一夫こまどり姉妹島倉千代子などが歌手として出演して歌う。

脚本で原作をずいぶん違えているような感じはする。

当時のスポンサー、太平住宅提供か?

 

田舎で歌を歌って稼ぐしがない男、新藤孝(千葉真一)。相方でアコーデオン弾きの男は歌の合間に泥棒をし、新藤にあげた腕時計が元で孝は警察に出頭するように言われるが彼はそのまま東京へ行く。

 

腹をすかせて入った浅草の食堂。かつ丼の100円も持ち合わせがなく、孝は歌って稼ごうとする。そんな孝に食堂のウエイトレスの光枝(十朱幸代)は自分の給料から引いてくれと孝にかつ丼を奢るのだった。そこへ流しの健吉がショバ荒らしだと孝を親分の元へ連れていく。親分は孝の親分は誰だ?と訊くが、そんな親分などいない孝は自分が親分だ!と啖呵をきると面白い男だと健吉と二人で流しをやれといわれ、孝は健吉の安アパートで一緒に暮らすことなる。

そこには昼間、孝にかつ丼をおごった光枝も住んでおり、孝は毎晩健吉と流しで稼ぎながら、光枝の食堂の定休日にデートへ誘う・・・。

 

健吉も光枝に惚れているが、孝と光枝はどんどん仲良くなっていく・・・そんなことを知らない健吉。

 

ある晩、孝が作ったという歌をバーで披露すると、来ていた客の山中社長(東野英治郎)が歌手になるための面接を受けたらどうかと有名な作曲家(菅原健次)を紹介してくれた。勇んで面接に行くが、流し特有の癖があるから学校へ入ったらどうか?と渡された入学案内をみて孝は愕然とする。入学金も授業料も払えないのだ。

 

意気消沈して帰るが・・・

 

なかなかスピーディな展開で飽きずに見れた。今井健二の出番のシーンで改めてこれは東映の映画なんだと思った(笑。