日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

どうせひろった恋だもの  1958年 日活

監督 関喜誉仁 脚本 西島大

出演 安井昌二 香月美奈子 コロンビアローズ 葵真木子 新井麗子 千葉麗子

   高品格 三島謙

 

なんとプライムビデオで「事件記者」放映中!DVD持ってない人は無料のうちに見たほうが良いですよ。面白いです。

今夜(12月4日)は待望の「カルメン故郷へ帰る」が衛星劇場で放映されるんで興奮マックス気味です♪ デコちゃん!(笑。ただ何度も見ているのですぐには見ない。

録画しただけで満足しそうです。

 

アマゾンより

 

監督の名前が 関 喜誉仁 なのか?それに読めない(笑。

 

夜遅く、高野外科医院に腹を刺されたといって子分(高品格)に担ぎ込まれた男(三島謙)。

医師の秋山(安井昌二)は外出中で、婦長ののぶ(新井麗子)も不在。

道子(香月美奈子)は同僚の正代(コロンビアローズ)と幸子(葵真木子)と処置を施すが、秋山が駆けつけた時にはもう死んでいた・・・。

 

婦長ののぶは年下の学生と付き合っており、お金欲しさに闇で病院で使う薬品を購入していた。

担ぎ込まれた男は刺されたことが原因で死亡となったが、道子が打った注射が原因で死んだのだなどとチンピラ(高品格)に責められる。

のぶが闇のブローカーから購入した薬剤が粗悪品で男は慌てて病院を訪ねるがすでに道子が刺された男に使っていた・・・。医師の秋山は婦長と闇のブローカーとの関係に薄々気づくが婦長は知らぬ存ぜぬで道子が間違って強心剤を打ったからだと言う・・。

 

秋山は高野医院の娘の佳代子(千葉麗子)に気に入られているが、彼は道子と将来は一緒になりたいと思っている。

婦長ののぶはそんな二人の仲を裂こうと、ある日道子をゆすりに来たあの晩のチンピラが持っていた写真を買い、佳代子に見せる。それは道子が刺されて死んだ男の情婦であった時の写真であった。それを知った秋山。道子に結婚を申し込んだとき、彼は過去は問わないと言っていたのだが、いざ道子の過去を知ってしまうと心が揺らいだ・・・。

そんな秋山に幻滅し、婦長からも医院から去れと言われた道子はキャバレーのホステスとなる。

居場所を知っているという正代から聞いて、秋山は道子の店に行くが道子は自分はこのまま生きていくと秋山へ宣言する。

 

秋山は東北の診療所へ行くために東京を離れることになる。正代や幸子に見送られひとり汽車に乗った秋山・・・そこには荷物をもった道子がいた!!めでたし!

 

一時間もない物語なので寝る前に見るのにピッタリだった。看護婦役のコロンビアローズが歌ったりする。(多分)渋谷の高台(桜が丘付近?)がロケ地。

香月美奈子の白衣姿は初めてかもしれない。