日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

傷つける野獣  1959年 日活

監督 野口博志 脚本 熊井啓

出演 川地民夫 筑波久子 二谷英明 宍戸錠 高品格 天草四郎 土方弘

   高友子 南田洋子

 

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日活より

 

日活の悪役が刑事役で多数出演している刑事もの?アクション♪♪

なんと宍戸錠が新宿警察の第一課長(笑・・・なぜ笑う)。

 

利一(川地民夫)は横浜で銀行強盗を試みるが、支店長を射殺しただけで金は奪えなかった。その足で姉一家の元へ行くがすでに刑事が張り込んでいた。

 

利一は大阪に流れていったが支店長を射殺したピストルは大阪の刑事から奪ったものと判明。

 

姉の家から間一髪で逃げ出した利一は情婦の芳子(筑波久子)のアパートへ・・・。

芳子は今でいうホテトル嬢だが、事件を起こす前に姉(高友子)と見に行った映画館から姿を消してその後、犯行に及んだ。

姉からどの場面かを突き止めた刑事・・・それはニュース映像で芳子が街頭でアナウンサーから何が欲しいかと訊かれ、30万円のお金が欲しいと言った場面を見た後だとわかる。

 

利一は連れ込み宿?の亭主(天草四郎)から薬の運び屋として大阪に行ったのだが、奪った拳銃で銀行強盗をしたのだ。

 

利一がなぜ強盗をしたのかがだんだんわかるサスペンス色もあるが一番の見どころは今は建て替えられた初代の日本青年館が映るところかな(;^_^A。

 

日本青年館

日活で同期入社の二谷英明筑波久子が共演。