日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

喜劇 大安旅行 1968年 松竹

監督 瀬川昌治 脚本 舟橋和郎

出演 フランキー堺 伴淳三郎 新珠三千代 倍賞千恵子 笠置シズ子 生田悦子

   早瀬久美 佐藤蛾次郎 藤田憲子

 

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U-NEXTより

源ちゃんが亡くなった。この映画にも佐藤蛾次郎天王寺でチンピラに扮し登場。

まだ寅さんが始まる前だ。そしてなんか見た顔だなぁ・・と思っていたらあの若貴の母の藤田憲子がちょっと登場。フランキーが行くストリップ劇場のストリッパー役。

フランキー堺伴淳三郎のコメディはこのくらいのアクションで良いと思う(笑。

 

大安吉日は新婚旅行で大阪天王寺から紀伊半島へ行くカップルを乗せて今日も出発。

専務車掌の大作(フランキー堺)は目のやり場に困りながら車内で働くが、彼には思いを寄せる新宮駅前のめはり寿司の娘、雪子(新珠三千代)がいるがなかなか告白ができない。大作の父、甚吾(伴淳三郎)も勤続30年を超えるベテラン運転手。大作とふたりで住んでいる。

大作に一方的に思いを寄せる観光船のガイドの晴子(倍賞千恵子)は積極的だが大作は迷惑で逃げてばかりいる。倍賞千恵子のストーカーて初めてみたような(笑。フランキーは新珠三千代以外の女性にはモテている・・ような・・。

 

雪子と晴子との関係を軸に大作は、乗客のために一生懸命働く、笑いだけではないストーリー。ついでに甚吾の結婚話も絡む。

 

めはり寿司は有名らしく、映画の舞台となった丸新という店(映画では表だけロケで内部はセット)はまだ営業している。一度食べてみたい。当時は駅でも駅弁として売っていたらしいが、今は撤退し別の店が駅で販売しているとネットにあった。

 

松竹より