日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

警察日記 ブタ箱は満員  1961年 日活

監督 若杉光夫 脚本 川崎俊祐 青山民雄 原作 伊藤永之介

出演 沢本忠雄 吉永小百合 赤木蘭子 宇野重吉 信欣三 宮崎準 草薙幸二郎

   佐野浅夫 佐々木すみ江 米倉斉加年 大森義夫 大町文夫

 

1955年の警察日記を見たなら、3匹目のどじょうを狙った作品?なのかと思ってしまうが、出来は良くない(笑。

話の中心は、吉永小百合の家(当然貧乏のドン底、父(宇野重吉)は酒浸り)なんだけど、ところどころ、スリだの自殺しようとしている男?だの覗きだのがあって笑わせようとするが、まとまりがなくてこっちはちっとも面白くない。

 

衛星劇場より

東北のとある町にある警察署は所長以下8人で町の安全を守っている。

 

農家の勘次郎(宇野重吉)は朝から酒浸り。借金のかたにいれた農地の利息も払えず、妻(赤木蘭子)はそのために金を借りた旅館で働いている。

長女のヨシエ(吉永小百合)は職業安定所の紹介で東京で就職するが、話と違い給料は3分の一・・・一か月で仲間数人と故郷へ戻る。

ヨシエは父に農地を売って借金を返しても2,30万円は残るから新しい仕事でもみつけてやり直そうと父に提案するが、父は農地を手放すなんてとんでもないという。

 

困ったヨシエは、女(佐々木すみ江)の口車に乗り、新しい仕事をしに東京へ向かうも・・・

 

ま、推測のとおり彼女は騙されていて、東京に着いたらどこかへ売られてしまうのだ。

が、そんな不幸なことになる前に巡査である沢本忠雄が立派に救出!

 

吉永小百合ファンなら見たいかもしれないけれど、この録画は消去予定(笑。

赤木蘭子のやつれ切った演技がよかった。

オークファンより