日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

兵隊やくざ 大脱走  1966年 大映

監督 田中徳三 脚本 舟橋和郎

出演 勝新太郎 田村高廣 大楠道代 南都雄二 成田三樹 芦屋雁之助 芦屋小雁

   内田朝雄

 

田村高廣 内田朝雄 勝新太郎

ロシア国境の部隊から北満の部隊へ編入した有田(田村高廣)と大宮(勝新太郎)。

その部隊は玉砕必死だったが、有田も大宮もそんな気はサラサラない。

ある日、慰問団とはぐれたという親子が部隊に逃げてくる。部隊には彼らを匿う余裕はなかったが、男子の恰好をした子供はなんと娘で大宮たちは大喜び。

父(南都雄二)は娘を男の子の恰好をさせて娘の弥生(大楠道代)が襲われないようにしたという。

女が来たと喜ぶ兵隊だが有田に慰安婦ではないぞと言われしゅんとなる(笑。

ところが弥生に目を付けた上官3名。汽車が出るからそれに乗せてやる代わりに彼らと一晩共にするように求められ、弥生は意を決して小屋へ・・・。

それに気づいた大宮は弥生を助けようと大暴れ!

といっても大宮は聖人君子ではないので弥生にお願いして一晩を明かす(笑。

大楠道代勝新太郎

翌朝、父娘を駅に送り届けた大宮に弥生は一緒に汽車に乗って逃げようという。大宮は一瞬迷うが、やはり有田のいる部隊へ戻るのだった(えらい)

 

部隊に戻るとなんと攻撃を受け部隊は全滅・・・必死で有田を探すと有田は生きていた!二人は荒野をさまよい、途中ゲリラに襲われるが撃退し、そのゲリラの根城だった家には日本軍から奪ったと思われる銃器がある。これをもって逃げようという大宮に有田はどこかの部隊に行くという・・・。???な大宮に有田はこの状況では軍にいたほうが良いと諭し、ゲリラの家にあった中尉と少尉の軍服を着て歩いていると軍のトラックが通りがかる。着ている軍服が中尉と少尉のものなので何も知らない兵隊は最敬礼で彼らを乗せて駐屯地へ・・・(笑。

 

柳田大尉(内田朝雄)から大宮は大学はどこだ?と訊かれて「東京~~の~~」というと

東京の「帝大か!わしと一緒だ!」とか言われ有田が助け船を出しながら四苦八苦。そのやり取りがおかしい。

 

その部隊には憲兵だった青柳(成田三樹夫)も身分を偽って兵隊となっており・・・

犬猿の仲だった青柳と大宮・・最後は♪♪

 

この兵隊シリーズ、結構おもしろいのよ。

 

アマゾンより