日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

機動捜査班 東京危険地帯  1961年9月

監督 小杉勇 脚本 長谷川公之 宮田達男

出演 青山恭二 香月美奈子 小園蓉子 菅井一郎 内田良平 松本染升 山田禅二

   長尾敏之助 

 

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シリーズ第5作

また脚本が長谷川公之・宮田達男コンビになった。

出演者が刑事を除いていつも同じっていうのは毎日シリーズを見ていると頭の中で混同する(;^_^A

菅井一郎、香月美奈子、そして小園蓉子・・・

そしてダンサーは星ナオミ・・・。舞台がキャバレーってのも飽きる(笑。

 

日活より

千田組の千田(内田良平)は新聞記事から交通事故を探し出し、示談やとして稼いでいる。千田の情婦、早苗(香月美奈子)は今でいうガールズバー?を経営し、千田と暮らしている。

錦糸町一帯は2大勢力のヤクザものが仕切っており、千田は浅川組の浅川(菅井一郎)に敵対する文化情報社という看板を掲げている伴(山田禅二)の組を壊滅させてシマを拡大しようと持ち掛ける。

 

騙し、騙されでこの回は面白かった。

伴は金に困っていた証券会社の営業マンをつかい、偽造株券を金持ちに売る詐欺をするがその陰には千田がいる。。。

 

ところで、小園蓉子という女優さんは元々松竹だったが日活に移籍。いつも思うのだが何故彼女があんなに起用されたのか?日活退社後はフリーとなり新東宝だか東映でも見たことが結構ある。基本、バーの女給とかママとかの脇役だけど、このシリーズでの役は香月美奈子につぐ女優さんとしては準主役なんだよね。

 

ヤフオクより 星ナオミ

このシリーズの星ナオミは必ずダンサー役でセリフはほぼない。それもヌードダンサーという触れ込みだけど別にヌードにはならない。白黒で見る星ナオミは美人だった・・・(え)。

 

第5作まで見た感想・・・刑事ものなのに悪役のシーンが多い。拳銃バンバンが毎回激しいのでシリアス感がなく警視庁物語を見た者にとってはなんだか???

日活だから仕方がないのか・・とも思うけれど、事件記者も日活なんですけどね。(これは面白い)

一時、アマゾンでこのDVDを購入しようかと思ったけれど、買わなくて良かったと思う。