日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

乾いた花  1964年 松竹

監督 篠田正浩 脚本 篠田正浩 馬場当 原作 石原慎太郎

出演 池部良 加賀まりこ 藤木孝 原千佐子 三上真一郎 佐々木功 宮口精二

   東野英治郎 山茶花究 竹脇無我 杉浦直樹

 

 

この映画、あらすじが書けない(笑。

 

冴子(加賀まりこ)という謎の女が賭場に現れ、刑務所から出所したばかりの村木

池部良)が冴子の賭けっぷりに興味を引かれる・・・。

お互い名前も知らないがある晩賭場の帰りに入った屋台のおでん屋にその女、冴子がいた。彼女は村木にもっと大きい金を張れるところはないか?ときく。

4,5日したら自分のアパートに来てみろといって女に連絡場所を教えた村木は早速知り合いの相川(杉浦直樹)にかけあい、冴子とある晩その賭場へ・・・

 

村木には付き合っていた?新子(原千佐子)という女がいたが、新子のほうが村木にぞっこん?のようだ。

 

ひとりアパートで亡くなっていた藤木孝が薬中で気味の悪い男を演じているが賭場に座っているだけでセリフはない。

なんだかくらーくなる映画なのは白黒だからか?昭和39年当時の横浜橋商店街あたり

が映っていて、まだ吉田川が埋め立て前の映像が貴重。池部良佐々木功(若い!)と商店街を歩くシーンや競馬場のシーンはロケだけど、群衆が明らかに”池部良だ!”感満載なのが気になる。多分突然撮影したのだろう。あの時代、そんな映画多かった。

オークフリーより