日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

深川通り魔殺人事件 テレビ朝日 月曜ワイド劇場 1983年7月

監督 千野皓司 脚本 本田英郎 原作 佐木隆三

出演 大地康男 佐野浅夫 清洲すみ子 牟田悌三 天地総子 風祭ゆき

   松山英太郎 小林稔侍 横内正

 

アマゾンより

先日、伊丹監督作品で一番好きな「ミンボーの女」を再度みた。日本映画チャンネルで放映され、録画したものだ。そこでホテルの経理マンでヤクザ担当になっちゃう役の大地康男の演技にいたく感動♪

ネットで大地康男を調べていたら、彼がこの事件の主人公を演じていることがわかった。そして原作者の佐木隆三氏の本を知り、早速図書館で借りて読んだ。当時の事件は記憶にある。とにかく大騒ぎだったし、あのブリーフにハイソックス姿で捕らえられたニュース映像は忘れられない。

それをテレビドラマにしたのがこれで嬉しいことにみることができた(謎w)。

この回が入ったdvdが発売されているがなにせ高いし購入するほどでもないけれど、

すでに廃盤のようなので将来、値上がりするかもしれない。

ただ1980年代ならでこそこのような映像が残せたって思えるシーンがある。(今なら絶対ありえないとおもう)

 

先に佐木隆三氏の本を読んでからだったので面白かった。脚本で変えているところもある。このドラマより本のほうを先に読むことをお勧めします(笑。

ただ大地康男の演技がすごいし犯人と似ているのでコワさが半端ない(笑。

 

ドラマ最後に署内で刺したシーンを犯人にさせるところがあるが、婦警が刺され役、そしてその後本当の現場が映し出される。最初は喫茶店ロワールの前の歩道。

このビルはいまでも現存している

現在は中華料理屋(ラーメン屋)

次に森下町の交差点方面に少し進んだ酒屋の前

この建物も現存しているが店は入っていない

 

 

そしてバス亭と店からでてきた人2名を刺した。

 

この化粧品店はすでに建て替えられている。左隣の囲ったようなところが元診療所があったところのようで、ここはまだ現存している。

 

そして最後に人質を連れて入った 中華料理店 萬来

ここはホテル?ウィークリーマンション?になっている。

 

犯人が泊まったドヤは夜のショット

一番手前の たばこやベットハウス

事件当日、そこから出てくる犯人のシーンは本当の現場でのロケのようだ。

犯人が泊まったドヤからでてくる大地康男 奥にアヅマという看板もみえる

右手前の赤っぽいビルは今でも現存しいる。その奥の松の木?もまだある。

そしてたばこやベットハウスは建て替えられてマンションになっているが奥にはアヅマというホテル?が現存。

 

何気に小林稔侍がでてきたり、横内正がでてきたり、なかなかなドラマでした。

松山英太郎は懐かしい顔だ。