日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

次郎物語  1955年 新東宝

監督 脚本 清水宏 原作 下村湖人

出演 大沢幸浩(大沢健三郎)望月優子 花井蘭子 竜崎一郎 小暮実千代

   賀原夏子 池内淳子 阿部寿美子

 

幼いころ預けられた次郎が6歳になって実家に戻り、母、祖母、兄弟などとの関係に悩み葛藤しながら成長する物語。

 

 

1955年のお浜が望月優子と1941年、お浜が杉村春子のを続けてみた。

随分前にみたときには少年が大沢健三郎とは気づかなかった・・・というより知らなかった(笑。

 

1941年のほうは、最初、兄を預かったお浜が今度は次郎を預かってくれと言われ、憤慨するところから始まる。wikiでお延が阿部寿美子だったのは発見でしたが画像が悪くてよくわからない(笑。

 

私としては1955年のほうがよくできていると感じた。

まず清水宏 脚本、監督だから子供の描き方がうまかった。

1941年のは話の流れがプツンときれつところがある。

 

ただ、1941年もので次郎が憧れる同級生の家(医者)の姉が若き轟夕起子だったのは良かった(笑。

 

1955年の父役、竜崎一郎も元士族で村?のみんなから尊敬される役柄だが大柄で顔もハンサムで品があってぴったりだったし、母役の花井蘭子、後妻の小暮実千代も良かった。

 

次郎が中学生になると子役が交代するけれど、中学生の割には幼い感じがして??だった。

 

大沢健三郎の魅力はなんといっても目力だと思う。