日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

或る夜の殿様  1946年 東宝

監督 衣笠貞之助

出演 長谷川一夫 山田五十鈴 高峰秀子 吉川満子 北沢彪 志村喬

   進藤英太郎 飯田蝶子 菅井一郎 河野秋武 中北千枝子

   清水将夫 

 

戦後1年で封切された映画。東宝オールスター出演作としてお盆興行で大ヒットしたとあるが、どれだけの人が見に行けたのだろうか。

 

明治時代、鉄道の利権を巡って各々が駆け引きするコメディ。長谷川一夫の美男子っぷりとデコちゃんが可愛い。

デコちゃん21,2歳。商家のお嬢さん役。

 

f:id:nihoneiga1920-1960:20200806124047j:plain

大きなリボンのデコちゃん

f:id:nihoneiga1920-1960:20200806124119j:plain

洋装のデコちゃん

高峰秀子のすごいところは幼い頃からずーっと可愛かったこと。大人になると美人になった。

子役だと大人になるにつれ顔が変わって子供の場合は「目が大きい+子供だから可愛い」

で良かったけれど、少女になると目は大きいけど、団子鼻(笑 とか、さらに大人になると美人じゃなくなる人が多い。だから子役からずーっと映画界で君臨し続けるのは非常に稀だと思う。

しかも高峰秀子、顔が小さいんだよねぇ。昔の人なのに。