日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

カルメン故郷に帰る  1951年 松竹

監督 木下恵介 脚本 木下恵介

出演 高峰秀子 小林トシ子 佐野周二 望月優子 笠智衆 井川邦子 三井弘次

   見明凡太郎 佐田啓二 磯野秋雄 坂本武

 

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デコちゃん26、7歳!の時の映画。その後パリへ逃避行??する。

 

2024年は高峰秀子生誕100年ということで高峰秀子生誕100年プロジェクト実行委員会が2022年7月1日に設置されました♪♪

 

30年ほど前にBSアンテナが設置されているマンションに住んだことがあって当時はもちろんCSはなくWOWOW BSで日本映画もよく放映されていて(WOWOWもひとつしかチャンネルがなかった)デコちゃんのカルメンもこれで見た記憶がある。

その後、一度くらい見たかもしれない。

日本初のカラー映画ということだが、デジタルリマスターでさらに映像がよくなった?

 

木下恵介生誕110年を記念して衛星劇場で放送♪

 

りりー・カルメンこときん(高峰秀子)とマヤ・アケミ(小林トシ子)が繰り広げるコメディ。それにしてもカルメンの本名がきん・・・って(笑。

 

 

U-NEXTより

 

浅間山麓で牧場を営む正さん(坂本武)の元へ東京へ行った二女のきん高峰秀子)が友達と帰ってくるという便りがあった。

きんの姉のゆき(望月優子)は婿養子(磯野秋雄)をとり家を継いでいたが、妹の帰りを楽しみにしているが父はカルメンなんて娘は知らないとお冠。

小学校の校長(笠智衆)からきんは文化と芸術をもたらすのだからと説得され駅へ迎えに行く・・・。

総天然色を意識してか、デコちゃん、小林トシ子の衣装が派手。衣装の提供は高島屋

しい。

汽車から降りて「リリー・カルメンです。どうぞよろしく♡」というシーン

小学校では戦争で失明したきんの幼馴染の春雄(佐野周二)が子供を連れて学校のオルガンを弾かせてもらいに通っている。彼の妻(井川邦子)は村の運送屋、丸十(見明凡太郎)の元で馬引きをしているが借りた金が返せず、丸十に家にあったオルガンをとりあげられてしまったのだ。

 

カルメンとアケミは村中で話題となるが学校の運動会で春雄が作った曲を披露しているときに見学しに来たアケミのスカートがずり落ちてみんなが笑い、そんな状況から春雄は曲の途中で帰ってしまう。

 

カルメンとアケミはなんとか村の人たちを喜ばそうと自分たちの芸術を見てもらおうとするとそれをきいた丸十は金もうけになると画策。

歌うデコちゃん!じゃなかったカルメン



カルメンの父はカルメンが小さいころ、牛に頭をけられてからカルメンの頭が弱いという。どうも娘が村で裸になるらしいときくと村人が娘の裸を見ると思うと恥ずかしい・・・と小学校の校長宅で泣くのだった・・・。

 

なんと浅間山麓でこんな姿で踊るデコちゃん!じゃなかったカルメン

後ろが小林トシ子。すごーく細い

その夜、村人が集まり、ショーが開催される!

 

村の舞台で踊る

 

高峰秀子の蓮っ葉なしゃべり方とか最高。小林トシ子は当時かなり細かった。

 

彼女たちが浅間山をバックに踊るシーンや軽井沢の自然が美しい。

 

意気揚々と東京へ帰る

そのあとに作られた「カルメン純情す」っていうのも見たことありますが、映像が斜めでみずらかった(笑。