日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

乳母車  1956年 日活

監督 田坂具隆 脚本 沢村勉 原作 石坂洋二郎

出演 石原裕次郎 芦川いづみ 新珠三千代 山根寿子 宇野重吉

   中原早苗 

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30年くらい前にテレビでみたけれど、あらすじはすっかり忘れていた。

 

がっかりだったのが芦川いづみの父親役が宇野重吉だったこと。

森雅之だとばかり(勝手に)思っていたけれど(風船の影響か?)あの貧乏顔で

爺むさい(失礼)宇野重吉は鎌倉の邸宅に住む会社の重役とは思えない(笑。

しかも新珠三千代に別宅を構えさせ、赤ちゃんまで生ませるのだ!

 

大学の同級生から父親に愛人がいて奥沢に住まわせていることを聞いたゆみ子(芦川いづみ)は半信半疑でその家へいってみる。すると留守番の弟(石原裕次郎)がでてきて隠そうともせず洗いざらい説明する。

その態度をみてゆみ子は好感をもつ。姉(新珠三千代)とも打ち解けた帰り道、赤ちゃんを連れて散歩にでた石原裕次郎九品仏のお寺で発見する。

裕次郎は昼寝していて寝込んでいて、そのすきにゆみ子は乳母車をおしてどこかへ行ってしまう。

目覚めて赤ちゃんもろともいなくなっているのに焦った裕次郎、慌てて家へ帰ると赤ちゃんが戻っていた。

ゆみ子に頼んで連れて帰ってもらったんでしょと言われた裕次郎はゆみ子に手紙を書いてアルバイト先の高島屋屋上(日本橋?)へ呼び出す。

 

どうしてそんなことをしたのかと聞かれてもゆみ子は自分でもわからない・・・。

 

鎌倉の家で、母 山根寿子は外出に忙しい。父に愛人がいることをいうと母は知っていた。だけれど知らんふりしているという。

そんな母をゆみ子はこの生活が捨てられないからだまっているのでしょうと責めるが・・・。

 

結局、新珠は奥さんやお嬢さんに申し訳ないと自分から宇野に別れを告げ、宇野の援助も断って働きだす。

 

えええ~~~!奥沢の一軒家、しかもお手伝いさん付きの生活を捨て、援助も断るなんて私なら絶対しない(笑。

 

弟の下宿先の築地の安部屋に落ち着いた新珠のもとへゆみ子は鎌倉の家を出て銀座で働く母を呼び出し、裕次郎はゆみ子の父を呼び出し、赤ちゃんの行く末を相談する。

ゆみ子の提案は鎌倉へ母に戻ってもらい、赤ちゃんを育てて欲しいということだ。

ここでもええええええ~~~~だった(笑。

 

なんで愛人の子を育てにゃならんの?昭和30年代といえども・・・

 

しかし母は昔の母ではなかった。ここでおんなの自立?っぽい話になる。

 

新珠は自分で育てるといい、やはり本当の母に育ててもらうのが一番と落ちつく。

 

新珠が働いている間、裕次郎とゆみ子が赤ちゃんの世話をする。

散歩の途中、赤ちゃんの大会が銀座の(多分)松坂屋松屋で開催されていて

ゆみ子と裕次郎が若いパパとママになって参加すると3等賞をもらえた。

一位と二位は男の子だったから、女の子では一位だといって喜ぶ。

 

そんな映画(笑。

 

ゆみ子の爆弾発言(母が赤ちゃんを育てる)にはびっくりだが、可愛い芦川いづみちゃんだから許そうと思った(笑。