日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

また逢う日まで  1950年 東宝 

監督 今井正 脚本 水木洋子 八柱利雄

出演 久我美子 岡田英次 滝沢修 杉村春子 風見章子 河野秋武 南美江

   芥川比呂志 大泉晃 近藤宏

 

前から観たかった!が、なぜかあの窓越しのキスシーンがない・・・。

アップの関係上かも思う。文句は言えない(笑。

窓越しのキスシーンがあまりにも有名なのでどんな話なのかは知らなかった。

 

そして日本映画初?のキスシーンはそのものずばりが3回もある!(笑。

ところがまるで外国映画のように美しいキスシーンなのだ!

さすが今井正監督。すごい。

 

戦時下、大学生の三郎(岡田栄次)には戦死した長男一郎、中佐の次男次郎(河野秋武)、父親で裁判長の滝沢修、そして戦死した長男の妻で妊娠中の風見章子と暮らしている。

常々戦争に疑問を感じている三郎に昔は優しかった兄は軍隊ですっかり変ってしまったらしく、三郎とは意見が合わない。たまに帰ってくる兄の軍靴が玄関にあると避けるように部屋へあがってしまう。

 

三郎は町で目にした蛍子に惹かれている。ある日、ひょんなことから知り合った二人はデートを重ねるようになり・・・

 

まだ占領されていた日本だからGHQの許可が必要だったのだろうが、基本反戦映画なのでオッケーだったのだろう。

 

大学生役で時代劇の悪役でよくでてくる近藤宏がいた(笑。

 

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上野の陸橋を渡るふたり

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美男美女の美しいキスシーン!