日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

女学生記  1941年 東宝

監督 村田武雄 脚本 鈴木紀子 原作 細川武子

出演 高峰秀子 御橋公 英百合子 矢口陽子 山田五十鈴

 

デコちゃん主演?らしいが、デコちゃんよりほかの女学生の2人(名前はわからない)の話が一番出てくる映画(笑。

出演者はたくさんいたが、上記の人物しか私はわからない。

 

女子高に通う生徒の日常の他愛ない話だ。女子高に通えるくらいだから貧乏な家の子女ではない。ひとり 幼い弟、妹の世話をしている子は母を亡くし、父は会社勤めで女中さんがなかなか来ない(母親のいない家は奉公者に人気がないらしい)からで経済的な理由ではない。

修学旅行?で一泊?するときにその家の子がしょんぼりしているのをみかねて自分の家の女中を寄越そうかと手紙を書く子がいるが、デコちゃんではない。

デコちゃん中心の物語でも全くない(笑。

でも眼鏡をかけたデコちゃんは初めて見た。

デコちゃんの家の様子は全くでてこない。唯一デコちゃんが光る?のは(笑、クラスにネズミがいてデコちゃんがきゃーとビックリするところか(笑。

 

御橋公はそのクラスの担任で人気があるが夏休みを前に別の女子高へ校長として赴任することになり矢口陽子が前にでて泣く・・。そしてクラス全員も泣く。

 

ところで学校に行けると思って東宝へ移ったデコちゃんは、結局忙しすぎて学校から仕事か学校かを迫られ、仕事をとるが(とらざる得ない)、そんな経緯のある彼女がこの映画の撮影中どんなことを思ったのだろうか・・・。

 

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ネズミを捕ろうとするデコちゃん、眼鏡(笑。

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彼女(名前わからない)の話が一番多い。

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千人針で駅前にたつ山田五十鈴

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そんな山田五十鈴をみて学校で刺してもらうと助ける女学生(名前わからない)

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亡き母に代わり弟妹の面倒をみる女学生と父(名前わからない)