監督 野村浩将 脚本 池田忠雄
出演 田中絹代 井川邦子（河野敏子） 佐分利信 河村黎吉 水戸光子 坪内美子 吉川満子
「絹代の～」系映画（笑。
田中絹代は、年老いた父河村黎吉、商業学校をでて株屋で働いている妹井川邦子の母親代わりに世話をしながら煎餅やを営んでいる。
父はホテルのポーターをしているが、度忘れが多く、クビになってしまうが、うなだれて帰ってきた父が仕事をやめたことを絹代も妹も喜ぶ。
河村黎吉の勤め先は「東京会館」！（笑。
妹の井川邦子は、その会社のボンボンで働かない佐分利信に見初められる。佐分利につれない井川だが、佐分利はますます好きになってしまう。
ある日、友人、水戸光子と銀座？へ行った田中絹代。歌舞伎でも見ようと切符売り場へ行くと、なんと売り切れ。そこへ芸者（坪内美子）と歌舞伎をみる約束をしていた佐分利は、坪内が現れないので二人分の切符を田中絹代へあげてしまう。
田中は佐分利をみて好きになってしまった・・・。それこそひとめぼれ。
どこの誰だが知らない田中絹代。妹に縁談が持ち上がった。その相手の家へ行った父が興奮して帰ってきた。写真をみてそれが佐分利信だとビックリする田中絹代だが、「私は母親代わりだ」といって妹を結婚させる。
なんだかそれだけの物語。
佐分利と付き合っている芸者は幼馴染で、佐分利の結婚話をきいて、やはりショックを受けるが、そこは芸者だから笑顔で諦める。
井川邦子が河野敏子という芸名でクレジットされていた。wikiだと戦後、井川邦子に改名したという。
佐分利信に井川が年をきかれ、「２１歳」というが、実際、当時井川は17才！この映画がデビュー作だそうだが、演技もうまく田中絹代に引けをとっていない。
花嫁姿が可愛かった。
