日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

彦六大いに笑ふ   1936年 東宝

監督 木村荘十二 脚本 三好十郎 原作 三好十郎

出演 徳川夢声 堤眞佐子 英百合子 丸山定夫 小杉義男 川村浩二

   清川虹子 三島雅夫 小島洋々

 

なんと昭和11年頃の立ち退きの話。

 

出演者に三島雅夫の名があるが、どこで出たのかわからない(笑。

酔客とあるのでもう一度確認すると多分この人。声がそうだった。

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カフェの清川虹子にからむ三島雅夫

 

小杉義男は、ここでは眼鏡をかけ、背広を着て以外といい男だった。

 

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徳川夢声に面でも洗って出直せと言われる小杉義男

冒頭、堤眞佐子のタップダンスがみられるが、本人が全て踊ったのだろうか?それならすごい。当時19才。

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将来は有名な女優になりたいという踊り子の堤眞佐子がタップの練習中

 

英百合子というと私が初めてみたのは森繁の社長シリーズで小林桂樹の母役だった。

優しい役が多い中でこの映画では立ち退きをうまくやってお金を得ようとする悪い女の役だった。

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英百合子

結局、彦六(徳川夢声)は脅しにもめげず、英には300円を渡して娘(堤眞佐子)と帰ってきた息子(丸山定夫)と一緒にサンタマへ行くのだ。

で、サンタマとはどこ?三多摩