日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

犯罪捜査シリーズ 5.群衆の中の殺人 1958年6月 新東宝

監督 中川順夫 脚本 中川順夫

出演 坪井研二 江見俊太郎 森肇 小金井秀春 山本千鶴子 島崎和子

   玉井俊晴 山田勝彦 沖悦二

 

このシリーズを書くので苦労するのは俳優さんたちの画像もなくそればかりかこの映画のスチル写真のアップもない・・・第5話に関していえば知ってる俳優さんがひとりもいない(笑。

 

日本映画専門チャンネルより

競馬場で一人の男が撃たれ殺された。被害者はナイトクラブで社長の運転手をしていた男だった。

 

斎藤刑事(小金井秀春)はそのナイトクラブに若手の木南刑事(坪井研二)をボーイとして潜入させる。

クラブの経営者の鍋島(森肇)は彩子(山本千鶴子)というダンサーを情婦にもつが

彩子は鍋島の下で働いている江川(江見俊太郎)と内通している。

江川はドライブクラブ(今のレンタカー屋)も鍋島から任されているが、外国人をつかって麻薬の密輸をし、それが鍋島の資金にもなっている。

 

DVDに付属のブックレットには江川という悪役を演じた江見俊太郎(旧 江見祥渉)がしょうかいされていて彼は学徒動員で特攻隊として入隊するも機会がなく無事生還。その後東宝から新東宝へ(東宝争議による)移籍とある。

なんだか高田浩吉みたいな顔の人で、代表作は中川信夫の「東海道四谷怪談」だとある。新東宝解散後はTVドラマで活躍し、2003年に80歳で没。

ネットで検索するとこの人はWIKIで紹介されていた。後年、テレビ時代劇で見たような画像がたくさんあった。

情婦役の山本千鶴子という女優さんはちょっと若尾文子系な人だがその後が全く分からない。