日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

ファンキーハットの快男児  1961年 東映

監督 深作欣二 脚本 田辺虎男 池田雄一

出演 千葉真一 中原ひとみ 花沢徳衛 加藤嘉 神田隆 新井茂子

 

アマゾンより

 

かなーり日活アクションを意識した映画。ヤクザ映画以前に深作欣二ってこんな映画を撮っていたんだね。仁義なき戦い千葉真一がでてくる回があるけれどその時のファッションが同じっぽいのはこの映画があったから??

 

天下探偵事務所、所長の息子の天下一郎(千葉真一)は友人とオープンカーに乗り街で女の子をナンパ。

彼女はお金持ちの家の娘でなんと株式投資をしており500万円をすってしまったのでクサクサしている・・なんてことをいう。一緒に入ったジャズ喫茶で一郎は彼女に車を売ろうとする(これよくわからん)

 

 

一方、国産省の局長(加藤嘉)の幼稚園に通う息子が誘拐され、身代金500万円が要求される。

彼は天下探偵事務所へ相談(なぜ警察じゃないのだ?笑)

 

意気投合いsた一郎とみどりが変な方法で企業からお金をもらったことに味をしめ、みどりは国産省の局長宅へ電話をかけると誘拐犯からの電話だと間違われ、指定したホテルには天下探偵事務所の所長や職員が変装して待機・・・そこへみどりがやってくる・・・

 

局長と建設会社の癒着と裏金を軸に話が進行。一時間なので飽きない。

 

東映のアクションスター千葉真一。日活とは俳優の運動能力が違うのを見せつけるためなのかw、中原ひとみの家へ遊びに行った千葉真一がなぜか鉄棒で器械体操を披露する(笑。これぞ本物のアクションスターだ!・・と言わんばかりで結構そのシーンが長い。日活で一番運動神経が良いのが小林旭だと思う。ほぼスタントをつかわなかったという。その点では千葉真一は映画界きってで運動神経抜群だ。のちの活躍でそれが存分に発揮される。

出演者が警視庁物語とほぼ同じなのが気になるが(笑、まいいでしょう。

神田隆はここでは怖い建設会社の社長だった。