日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

血とダイヤモンド  1964年 東宝

監督 福田純 脚本 小川英 間藤守之

出演 宝田明 佐藤允 志村喬 中川ゆき 水野久美 藤木悠 石立鉄男 夏木陽介

   砂塚秀夫 田崎潤 中北千枝子

 

日本映画専門チャンネルより

東宝がつくったらこうなる!なアクションもの。当時のノワール映画だという・・(私、よくわからない)

日ごろから日活サスペンス・アクションを見ているのでなんだかこの映画はスピード感に欠ける気がする。挿入されている音楽は素敵だが(笑。

 

神戸税関から運び出されたダイヤモンドの原石(当時、3億超えの時価)がギャングによって盗み出された。

その行方を追う興信所を経営する探偵の黒木(宝田明)は質のよくない男で顧客を脅したりしている。ダイヤモンドを探すのも自分から売り込みにいって7000万円で仕事を請け負うのだ。

 

一方、逃げたギャングのボスの小柴(佐藤允)は手下の手代木(砂塚秀夫)の不手際から撃たれ、負傷していた。同じ仲間の跡部藤木悠)は抜け駆けしようとする。

小柴をアニキと慕うジロー(石立鉄男)だけは小柴に従順で手術ができる医者を探しに

手代木とともに夜の街へ。目に入った医院へ行ったが、医者の秋津(志村喬)は大学病院へ手術をしに行っており不在。そこへ帰ってきた大学生の娘、津奈子(中川ゆき)を拉致して秋津を迎えにこさせ、ふたりとも隠れている倉庫へ連れていく。

 

黒木は怪しいと思う女、利恵(水野久美)の勤めるレストランで張り込む。利恵はギャングの小柴の情婦で取引の連絡役もしていた・・・。

黒木の探偵事務所。こんな事務所って昔たくさんあった気がする(弁護士事務所も含めて)

 

ギャングを追う刑事で夏木陽介がでるが、警察や刑事の描き方が雑だった。

一番悪い男は・・・・の結末は面白かったけど、日活でつくったやつを見てみたいと思った(笑

 

日本映画専門チャンネルより

オークフリーより