日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

ギャング対Gメン  1962年 東映

監督 深作欣二 脚本 丹島栄(村尾昭

出演 鶴田浩二 佐久間良子 千葉真一 梅宮辰夫 丹波哲郎 富田仲次郎

   砂塚秀夫 曽根晴美 加藤嘉 神田隆 沢たまき

 

ヤフオクより

東映のギャングもの。なんだかとっても面白い。まるでアメリカギャング映画のようだ・・と思ったら、「アンタッチャブル」を参考に作られたという。

当初、日本ではありえない設定なので深作監督は断ったというが、この作品でクビにならずに済んだ・・・ともwikiにある。知りたい方はwiki参照してください(';')

 

元ヤクザだった東島(鶴田浩二)だが今は亡き組の親分の娘、明子(佐久間良子)と運送会社をして生活している。ところが、同じ組だった辰村(丹波哲郎)は今は表向きは会社の社長となっているが東島をつぶそうと運転手を襲って怖がらせ、東島の会社を辞めさせようとしてとうとう一人の運転手もいなくなった。

そんなところへ少年院に入っていた腹違いの弟、梶修(千葉真一)が帰ってくる。

弟とふたりで会社をやろうと東島は「東島ブラザーズ」という看板を掲げてトラック会社をしていたのだ。

帰ってきた弟は兄が嫌がらせを受けていると知って、落とし前をつけてやると意気込むが東島はもうヤクザではないんだと弟を諭すのだ。

 

警察では辰村一味の内偵をしていた刑事が殺され、頭を悩ます。

そこへ古刑事の尾形(加藤嘉)が東島をGメンとして組織を探って欲しいと頼み込む。

一度は断る東島だが、思い余ることばかり起きて警察の捜査に協力することに。

警察からは、正義感が強すぎる暴力刑事の野口(織本順吉)と車泥棒の松島(砂塚秀夫)を紹介され、さらに顔なじみで金庫破りの五郎(曽根晴美)、元ボクサーで酒場を辰村に乗っ取られた前田(富田仲次郎)で組織を探ることになる。

手始めに、運送店をしめ、妻の明子と弟の修はアパートにいるようにというが、修は仲間にいれてくれという。しかし東島は承知せず、怒った修は家を飛び出して自分も協力しようと辰村の組の組員となってしまう。

 

物陰で東島を狙う男・・・。黒木(梅宮辰夫)は昔の抗争で兄を東島に撃たれ処置が悪くて死んでしまった。その仇として東島を狙うが、彼も辰村のことが落着するまで東島からついて離れず、結果、東島のボデーガードのような役回りとなる。

 

日活ギャングものとはまたちょっと違う。おもしろい東映ギャングでした♪♪

アマゾンより