日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

若い樹々 1963年 大映

監督 原田治夫 脚本 相良準 甲斐千代 原作 壺井栄

出演 姿三千子 高野通子 青山ミチ 倉石功 本郷功次郎 市川好郎 渚まゆみ

   村田千恵子 滝花久子

スカパーより

大映の爽やかな青春もの♪♪ 姿三千子が奮闘!倉石功って懐かしい顔。調べたら姿三千子とコンビで売り出したらしい。ただザ・ガードマンのほうが彼を有名にしたのかも。

 

家の都合で東京の叔母の家で働きながら高校へ通うことを目的に上京した理々子(姿三千子)だが、叔母はよその家のお手伝いの口を探しており、それを知った弟の克平(市川好朗)は田舎へ帰ろうというが、理々子はなんとか東京で夜間高校へ通おうとその条件をのむが、行った先で自転車泥棒を疑われ、クビとなる。

理々子と中学の同級生だったミチ(青山ミチ)は歌手として成功しつつあり、もうひとりの幼馴染の千鶴子(高野通子)はジャズ喫茶で働きながら自分も芸能界へ入ってミチのようになりたいと思っているが、悪い男に騙されている・・・。

 

孤児の悟(倉石功)はクリーニング店で働きながら夜間高校へ通っているがひょんなことから理々子と知り合う。ある日、理々子と悟は江の島へデートへ・・・そこである貸家社長の息子と一緒の千鶴子と会った理々子・・・千鶴子は行方がわからなくて理々子と故郷の中学の先生(本郷功次郎)は心配していたのだ。

 

お手伝いとして張り切って働く理々子と悟の淡い恋物語と思いきや、それだけでない事件がおこる。理々子が千鶴子に自分のことしか頭になかった私が悪いという理々子の思わず涙~~。

渚まゆみがまだ非常に若く子供のようだった(笑。

日活で吉永小百合の弟役の市川好郎が姿三千子の弟役としてここでも好演。

オークファンより