日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

われらの時代  1959年 日活

監督 藏原惟繕 脚本 白坂衣志夫 原作 大江健三郎

出演 長門裕之 渡辺美佐子 小高雄二 吉行和子 小泉静夫 山本勝 神山繫

   木浦佑三 嵯峨善平 金子信雄 松下達夫

 

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ひたすら暗い。映像も暗い(笑。

 

大学生の靖男(長門裕之)は洋パンと呼ばれた外国人のオンリー 頼子(渡辺美佐子)に生活の面倒をみてもらっている。頼子のパトロンには靖男は弟だとなっている。

 

靖男の唯一の望みは懸賞論文に入選し、フランスへ行くこと。学生運動など全く興味もない。

靖男の弟の滋(小泉静夫)は仲間で韓国人の高(小高雄二)と真二(山本勝)の3人で売れないバンドを組んでおり、クラブで演奏のアルバイトをしているが将来はトラックで全国を回りながら演奏したいという夢がある。

滋からクラブで唄を歌うアルバイトをしている明子(吉行和子)にフランス語を教えてやってくれと頼まれ、靖男もバイト代欲しさに引き受ける。

彼女はクラブのマネージャー(金子信雄)から歌いながら脱げと言われ、頭にきて歌のバイトを辞めてしまう。日ごろからマネージャーに反感をもっていた滋以下仲間はその勇気ある行為を絶賛!?

 

雨の日、明子と関係をもった靖男はそのままずるずると関係を続けた。

そして靖男の論文は入選し、フランスへ行けることとなった。明子から妊娠を打ち明けられた靖男は明子を連れてフランスへ行き、親子仲良く暮らそうと頼子に別れをいう。

 

一方、弟の滋はマネージャーを脅かそうと朝鮮戦争で米兵と行動を共にしたこともある高と手りゅう弾を作り、真二と共に脅かそうとするが、どうせやるならと時に首相を狙うことにしたが・・・

 

最後は滋が~~~でドキドキ。

そして靖男も自殺を試みるが。

シリアスなんでとにかく暗い。

 

日活より