日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

姿なき拳銃魔  1964年 日活

監督 小杉勇 脚本 大川久男 渡部祐輔

出演 葉山良二 吉行和子 白木マリ 菅井一郎 鈴木瑞穂 宮崎準 佐野浅夫

   郷鍈治 深江章喜 大滝秀治

www.nikkatsu.com

 

日活より

 

1956年、学生服姿が似合った葉山良二が64年になるとひげ顔で左遷させられた刑事となった!

警視庁捜査第4課の津村刑事(葉山良二)は逮捕した拳銃密売者を自殺に追い込んだことで本庁から神戸三宮署へ左遷となった。彼には、自分が原因で直属の上司も自殺している過去がある。

神戸の街には千波組という拳銃密売組織があり、津村は自分が組織を叩き潰す!と身体を張って潜入捜査を開始するが本庁から来た津村に三宮署の刑事は輪を乱すと冷たい。

夜、居酒屋に行った津村が店で会ったのはそこで女中として働いている東京で別れた元恋人のよし子(吉行和子)であった。そこで知った情報で千波組に拳銃を買うために千波組へやってくる秋津という男を逮捕し、津村刑事が秋津に扮して組へ潜入。

葉山良二・菅井一郎

ところが、肝心の運び屋、長江は過去、津村が逮捕した男で顔を知られている津村はよし子を介して署へ連絡をいれる。助けが来るとほっとしたのもつかの間、殺人事件の一報で課長はその現場へ急行を支持。わ~~~どーなるのだ?と思いきや殺された男は長江であった。彼が持っているハズの拳銃80丁が入ったバッグが奪われていたが、長江が殺されたことによって津村は組に刑事だと知られることも避けられ、組長(菅井一郎)から取引は中止と告げられ堂々と組を後にすることができた。

佐野浅夫・葉山良二

 

殺人犯の聞き込みから目撃証言を得た津村は千葉という男が浮上、ところが千葉は大村という男が殺ったという。拳銃取引がクラブエテルナで行われることがわかった三宮署の刑事たちはその夜、クラブを張り込む。ところが課長は津村は疲れているから休むように言われてしまう。そこでよし子を誘い、休暇中のデートだとしてエテルナへ・・。

大村という男の人相がわからない刑事たち・・そこへ横浜から佐倉組組長の娘、令子(白木マリ)を追ってやってきた刑事二人も加わり、大村を見つけようとするが・・

このシーンは結構ハラハラ。

で、よし子との仲は修復されるのかは謎。

吉行和子・葉山良二

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