日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

東京午前三時  1958年 日活

監督 小杉勇 脚本 山崎巌

出演 フランク永井 待田京介 中村万寿子 南寿美子 新井麗子 

www.nikkatsu.com

待田京介フランク永井

 

私の好きな50分の短い作品。このところ小杉勇監督ものばかり見ているからかタッチが同じでちょっと飽きた。

中村万寿子という女優さん、日活の58-60年くらいに活躍していたようですが(それも主役で)、若くして引退してしまったのかその後不明です。ただなぜ彼女が男性俳優の相手役として選ばれたのかちょっとわからん。

中村万寿子

 

 網走刑務所を出所後、神戸へ行った槙隆次(待田京介)は神戸のボスから殺しを頼まれ、東京へ戻ってきた。槙は銀座でホステスを店に斡旋する商売をしていた。

早速丸の内のその男が社長をしている会社へ行くと、社長室にいた女は「社長は香港へいっている」と聞かされひとまずその場を後にする。

その女は殺す相手、若槻の娘の冴子(中村万寿子)であった。

銀座のバーのマダム(新井麗子)からまたホステスを紹介してくれと言われた槙はそんなことも知らず、丸の内で会ったあの女のことを思い出し、なんとか接近しようと思うのだ。

そのバーには道子(南寿美子)という女がいて槙のお気に入りであったがマダムはもういないという。

外へ出ると斡旋屋時代の弟分だったフランク(フランク永井)が男たちに絡まれていた。助けに入った槙と再会するフランク。手を怪我したフランクは槙に連れられ医者へ行く。そこへ道子がやってきた。久しぶりの道子をみて目を輝かせる槙であったが、なんと道子はフランクと暮らしていた。槙がいなくなった後、フランクが親切に道子の世話をしてくれたという。二人は花屋を開店させようと頑張っていた。

そんな二人をみて槙は頑張れと言うしかなかった。

あと8万円あれば店の開店にこぎつけられるとフランクから聞いた槙は金を工面してやろうとあのバーを訪れる。

そこには槙が狙っていた若槻と娘の冴子が来ていたが、若槻はバーの奥にある部屋で悪事の相談をしていたのだ。

フランク永井・南寿美子

道子を諦めた槙はその後、冴子に惹かれていくが、冴子は狙っている若槻の娘だ。

なかなか仕事ができない槙に神戸のボスは・・・

そして若槻の手下の殺された、ボスの手下のハリーが死体でみつかって・・・

待田京介

勝手に待田京介ももうこの世にいないと思っていましたが、なんと元気でした。

1936年生まれで2024年に88歳になります。

ただ、50歳頃に俳優業は引退していて画像がありません。wikiで中学生の時から極真会の大山先生の弟子としてやってきた彼というのがわかり、調べました。すると彼が極真会総本部特別顧問として2023年の新年会の集まりで挨拶をしている動画がありました♪

 

待田京介

待田京介 

待田京介

なんとなく、なんとなく、目元に面影を感じますが、知らなければわからないです。

待田京介は芸名なので本名で呼ばれているのかと思いましたが、待田京介でした。

 

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