出演 萬屋錦之助 田村高廣 進藤英太郎 加藤嘉 神山繫 丹波哲郎 石立鉄男
田中春男 三津田健 三島雅夫 小沢昭一 信欣三 佐々木愛 山本麟一

金木犀の香りが強くなった。今日が最高に香る日だろうか。毎年そうなんですが、家にある金木犀のオレンジ色の花(香る部分)は突如膨らんで香ってくる。そして地味で目立たない木にすぐ戻ってしまいます。街中を歩いて漂う香りでここにも金木犀があったのかと気づいたりもします。
昨夜、YouTubeで出て来た動画。映画冒頭に脚本や監督、出演者がクレジットされるがその画面はなかったので突然物語が始まるという感じでした。(消されないようにするためか)
萬屋錦之助や三田佳子がでていたので東映だとわかりましたが、面白く、思わず最後まで見てしまいました。
私のイメージの東映作品とは違っていて(良い意味で)、記事にしようとネットで調べるとなんと監督が今井正、脚本は橋本忍でした!面白いはずです。
仇討ちという題名の通り、仇討ちに至るまで、仇討ち会場(というのか?w)に集まる人々、そして萬屋錦之助の回想が交互にでてくるのですが、非常にうまく構成されていてワカラナイ箇所も全くなく、さすがに今井正=橋本忍だと思いました。

播州脇坂藩の下級武士、江崎新八(萬屋錦之助)は武具の手入れをめぐって奥野孫大夫(神山繫)と言い合いとなった。自分より身分の低い新八の態度を許せない奥野孫大夫はその後、新八に果たし状を送るが、戦いの末新八に斬られ死亡。江崎家を継いでいた新八の兄、重兵衛(田村高廣)と奥野孫大夫の伯父の丹羽伝兵衛(加藤嘉)は目付の小川光兵衛(三島雅夫)の元へ。丹羽伝兵衛は奥野も悪かったと言い、問題にはしたくない。そこで新八は気が狂ってそのようなことになってしまったということにして目付の小川光兵衛は国家老(三津田健)へ話をつける。
そして新八は光悦(進藤英太郎)という住職がいる山奥の寺へ預けられることとなった。
ある日、新八の妹、江崎みち(佐々木愛)と新八の許嫁、西田りつ(三田佳子)が寺を訪ねてくる。住職はこのままりつと一緒にどこか他国へ行けと新八に言うが、新八も、りつも、いずれ許しがでるからそんなつもりはないと言う。

しかし新八を許せないのは奥野孫大夫のすぐ下の弟、主馬(丹波哲郎)。彼は剣の達人であり、末弟の辰之助(石立鉄男)に山で狂人を斬って来るという。辰之助は新八と仲が良かったのでそんなことはやめて欲しかったのだが、主馬は寺へ向かい、新八と戦った。主馬優勢かと思われたが、なんと尻もちをついた新八にとどめを刺そうと振り下ろした刀は松の木にあたってしまい、新八は主馬を返り討ちに。
さすがに奥野の伯父、丹羽伝兵衛もこの件については許せず、仇討ちを願い出る。
仇討ちするのは奥野家三男の辰之助だ。

一方、りつが新八をひとりで訪ねて来た。りつの父、西田三郎兵衛(信欣三)は四十俵の微禄の足軽一頭で、子供はりつ一人。どうせ家はなくなる、だから新八と一緒にどこか領外へ逃げでも父も許してくれるはずというが、家に帰ると父は激怒し、家をつぶすわけにはいかない、お前にはしかるべきところから婿を迎えて家名を保つのだ!と言われてしまう。

信欣三・三田佳子
日本では昔から「家名を存続させる」ことには並々ならぬ努力があったわけで、それは今でも受け継がれていますね。しかし、どーなるんだろ選択制夫婦別姓。結婚して相手の姓か自分の姓を選べるのは良いと思うのだけど、反対派は生まれた子供の姓はどーなる?とか、家族の一体感がなくなるとかいろいろ言われてますね。それだけ日本人にとって家制度に繋がる名字は大切なんですね。
仇討ち会場の準備が整い、続々と野次馬が集まってきた。中には見物客目当てにモノを売る人も。
奥野家では伯父の丹羽が辰之助の助太刀6名を集め、作戦会議。まず助太刀全員で新八に傷を負わせ、弱った新八に最後のとどめを刺すのが辰之助。
仇討ちというのは相手に自分を討たせることだから新八は死ににいくようなものだ。
最後は壮絶!
