日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

その女を逃がすな 1958年 日活

監督 若杉光夫 脚本 中平康

出演 安井昌二 垂水悟郎 松下達夫 下條正巳 木城ゆかり 

www.nikkatsu.com

日活より

 

52分の短い作品ですが中平康の脚本だからかハラハラドキドキ謎解きもあって非常に面白い。ただ、演出が大げさだと思ったところが一か所。

夜の女性が殺された作品なので中、本名と源氏名の違いがあって混乱。そして捜査にあたる刑事も混乱。

 

ある晩、道を尋ねた男に硫酸をかけられ拳銃を奪われた芦山巡査(佐野浅夫)。その後、その拳銃を使った殺人事件がおこる!

虎ノ門の五十鈴荘アパート(アパートが虎ノ門の設定ってすごいな)で2階に住む女がドア越しに射殺された。急報を受けて現場へ駆けつける刑事たち。

表札は浜野みどりとなっていたが、管理人から被害者はみどりの後に引っ越してきた香取澄子(三田容子)であることが判明した。そこで政田刑事(安井昌二)は澄子の勤める銀座のバーへ・・・。澄子は前住人のみどりと同じバーで働いていたのだ。

そこで澄子のことを尋ねると、サチコというホステスのことを根ほり葉ほり聞きに来た男が来たという。政田刑事はサチコ=澄子のことかと言うと、サチコ姉さんは澄子のようにあばずれではない・・という。混乱する政田だが(私も混乱)、澄子をよく知る女がいるという別の店で聞き込み、そして澄子には製薬会社の重役のパトロン下條正巳)がいたことがわかる。

 

記事書いていて色々出てくる女性達の名前がわかりませんでしたが飽きることなく一気にみれます!

鈴木瑞穂原ひさ子がちょい役で出演。

原ひさ子鈴木瑞穂

映画冒頭、千葉刑務所を出所した男(垂水悟郎)から始まるのでその男が犯人であろうとみているほうはわかるのですが、刑事はわからない。

そして政田刑事が殺された澄子じゃなくて犯人は前住人の浜野みどりを狙ったのではないかと気づいていく。

木城ゆかり・大町文夫

澄子役の三田容子

バーチロルの女の子 堀川京子

だれ?

誰?

白線の女 谷川玲子



にほんブログ村 映画ブログ 日本映画(邦画)へ
にほんブログ村